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2試合連続で先制点!新ポジションで輝く柏MF高山「やりやすい」

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[8.6 スルガ銀行チャンピオンシップ 柏2-1ラヌス 柏]

 4日前、ホームの日立柏サッカー場で柏レイソル加入後初ゴールを決めた男が、またしても大仕事をやってのけた。

 ペースを握りながらゴールが遠かった柏の前半。それでも44分にスコアは動く。MF栗澤僚一が敵陣でボールを奪うと、FWレアンドロはスピードに乗って走り込んでくるMF高山薫を見逃さなかった。パスを受けた高山が放ったシュートはスライディングしたDFに当たったが、ゴールネットに吸い込まれた。

 これで2日のJ1第18節・川崎F戦(4-1)に続いて2試合連続での先制ゴール。「レアンドロが前で(ボールを)持ってくれるので走り込んだだけ。レアンドロのゴールです」とアシスト役を立てれば、「相手に当たってなかったら入らなかったと思う。ラッキーゴール」と自らのゴールには謙遜した。

 しかし、プレーには自信をのぞかせた。「いまのポジションは相手がつかみづらい。フリーで(ボールを)受けられるようにというのは心がけている。(橋本)和くんと連携取れてやれているというのはあるし、やりやすいです」。本職のウイングバックより一列前の攻撃的なポジションも板についてきている。ラヌス戦ではチーム最多となる3本のシュートを放ち、左サイドで輝きを放っていた。

 柏は10年のJ2に始まり、J1(11年)、天皇杯(12年)、ナビスコ杯(13年)と毎年タイトルを獲得。14年は幸先よくスルガ銀行チャンピオンシップを手に入れた。「柏に来て初タイトルを日立台で取れて嬉しい」。平日にも関わらずスタンドを黄色で埋めたサポーターと、高山は喜びを分かち合っていた。

(取材・文 奥山典幸)

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