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W杯Vメンバー続々登場…ドルトムントがバイエルン下しドイツスーパー杯連覇

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[8.13 ドイツスーパー杯 ドルトムント2-0バイエルン]

 ドイツスーパー杯が13日、ドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パルクで行われ、昨季のブンデスリーガとDFBポカール(ドイツ国内杯)でいずれも準優勝だったドルトムントが2冠のバイエルンに2-0で快勝し、2年連続5回目の優勝を飾った。

 レアル・マドリーに移籍したMFトニ・クロースを除いて、ブラジルW杯を制したドイツ代表に6人の選手を送り出していたバイエルン。W杯優勝メンバーではMFトーマス・ミュラー、DFジェローム・ボアテング、GKマヌエル・ノイアーの3人が先発したが、、DFフィリップ・ラームとMFマリオ・ゲッツェはベンチスタートで、故障を抱えるMFバスティアン・シュバインシュタイガーはメンバー外となった。

 一方、今夏にフライブルクから加入したDFマティアス・ギンターを含めて5人のW杯優勝メンバーを抱えるドルトムントはギンターのみが先発。MFケビン・グロスクロイツ、DFエリック・ドゥルムはベンチスタートとなり、DFマッツ・フンメルス、GKロマン・バイデンフェラーはベンチ外だった。

 バイエルンは17歳のMFガウディーノ、19歳のMFヘイビエルグ、21歳のDFベルナトらが先発する若いメンバー構成で、システムも3-4-3を採用。ドルトムントから加入したFWロベルト・レバンドフスキが3トップの中央で先発したものの、試合は終始、ドルトムントのペースで進んだ。

 ドルトムントは前半10分、DFダビド・アラバのパスミスを奪ったFWチーロ・インモービレが右足でミドルシュート。昨季、トリノで22ゴールを量産し、セリエA得点王に輝いた新戦力のイタリア代表FWが積極的なプレーを見せた。すると同23分、中央をドリブルで仕掛けたMFヘンリク・ムヒタリアンの縦パスがこぼれてきたところをムヒタリアンが自ら右足で蹴り込み、先制点を奪った。

 バイエルンは前半31分、DFハビ・マルティネスが左膝を痛めてDFダンテと交代するアクシデント。前半を1点ビハインドで折り返すと、後半開始からラームをボランチの位置で投入したが、なかなかリズムをつかめない。後半14分には、ブラジルW杯決勝のアルゼンチン戦で決勝点を決めたゲッツェが、ドルトムントサポーターの大ブーイングの中、ピッチに入った。

 しかし、流れは変わらない。ドルトムントは後半17分、右クロスにFWピエール・エメリク・オーバメヤンが頭で合わせ、追加点。ソックスの裏に隠していたスパイダーマンのマスクをかぶるゴールパフォーマンスを見せたオーバメヤンは直後にヘルタ・ベルリンから加入したコロンビア代表FWアドリアン・ラモスと交代した。

 2点ビハインドとなったバイエルンは何とか反撃の糸口を探るが、決定機をつくれないまま時間が経過。一方のドルトムントはインモービレが移籍後初ゴールを狙って果敢にシュートを放つなど、最後までバイエルンゴールを脅かし続けた。試合はそのまま終了。3年連続で同一カードとなったドイツスーパー杯はドルトムントが2-0の完封勝利で連覇を飾り、今季初のタイトルを獲得した。


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