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バーゼルがシオンに逃げ切り勝ち…柿谷は2戦連続先発も途中交代

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[8.17 スイス・スーパーリーグ第6節 シオン2-3バーゼル]

 スイス・スーパーリーグは17日、第6節を3試合行った。日本代表FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルは敵地でシオンと対戦し、3-2で競り勝った。柿谷は2試合連続で先発出場するも得点に絡むことができず、後半10分に途中交代した。

 バーゼルはキックオフから下げたボールをDFタウラント・ジャカが前線へロングフィード。これをFWマルコ・シュトレラーがヘッドで後方に流し、FWシュケルツェン・ガシがDFと体を入れ替えて左足シュート。開始18秒の電光石火の攻撃は惜しくもGKの正面を突いたが、前半18分にリーグ最少失点のシオンの守備をこじ開けて、先制に成功する。

 DFフィリップ・デゲンの右クロスからファーサイドのガシがダイレクトボレー。これはミートし切れずに枠を外れたが、詰めていたシュトレラーが頭で合わせるもDFに阻まれた。しかし、クリアボールが中途半端になり、こぼれたボールをガシが右足で狙う。一度はクロスバーを叩いたが再びガシが押し込んで、1-0とした。

 試合の主導権を握ったバーゼルは前半30分、自陣からのスルーパスに抜け出したシュトレラーが決定機も決め切れず。これで得た右CKの流れからMFモハメド・エル・ネニーが右足ダイレクトボレーを放つもクロスバーを叩いた。バーゼルはその後も攻め込んだが、追加点を挙げられず、1-0で前半を折り返した。

 後半開始からシオンの反撃を受けるバーゼル。同10分には柿谷に代えて、中盤でボールをキープできるMFマティアス・デルガドを投入する。すると、入ったばかりのデルガドがシュトレラーへスルーパス。これを左PA内からシュトレラーが豪快に左足を振り抜き、右サイドネットに突き刺した。

 2-0としたバーゼルだったが、このリードを守り切れない。後半24分、一瞬の隙を突かれカウンターからMFオビディウ・ヘレアに決められて、2-1。1点差に詰め寄られると、迎えた後半30分、ジャカがFWガエタン・カルレンをPA内で倒してしまい、PKを献上。これをFWカルリートスに決められて、2-2で試合は振り出しに戻った。

 しかし、5連覇中のバーゼルも意地を見せる。後半39分、左ショートCKからジャカがゴール前に放り込む。逆サイドまで流れたボールを角度のないところからガシが頭で中央に折り返したボールを、シュトレラーとの競り合いからGKアンドリス・バニンスがクリアミス。これがゴールに吸い込まれ、3-2と再び勝ち越したバーゼルが苦しみながらも白星を挙げた。


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