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[総理大臣杯]渡辺V弾!流通経済大が激戦区勝ち抜き、2連覇達成!

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[8.17 総理大臣杯全日本大学トーナメント決勝 法政大 1-2 流通経済大 キンチョウ]

 夏の大学日本一を争う第38回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの決勝が17日、キンチョウスタジアムで行われ、法政大(関東6)と流通経済大(関東5)が対戦。2-1で流経大が勝利し、2年連続3度目の王者に輝いた。

 「流経さんの迫力のある攻撃と縦パスに対しての激しい守備に押されてしまった」(法政大・長山一也監督)との言葉通り、立ち上がりから攻勢をかけた流経大が試合を優位に進めていく。8分には左SB鈴木翔登のオーバーラップからスローインを獲得すると、左サイドの高い位置で受けたMF江坂任が縦を抜けて中へクロスを入れる。まっすぐゴールに向かったクロスは惜しくもバーに当たり得点とはならなかったが、その後も果敢に仕掛け、14分には左CKをショートで受けたMF森保圭悟のシュートがネットを揺らし先制する。リードを奪われた法大は高い集中力を保った流経大の守備を崩せなかったものの、スムーズなボール回しが機能するなど上向き状態のまま前半を終える。

 後半に入ってからは「相手はガツガツ来るので、スペースが空いてくると思っていたので、そこを狙っていた」(長山監督)との狙い通り、法大は前がかりになった流経大をテンポの良いパスで崩しにかかる。後半11分には投入されたばかりのFW高橋健哉が左サイドでボールを受けると、そのまま中へドリブルを開始。中央PAやや外側にいたMF三田尚希へのパスはクリアされるも、こぼれ球をMF西室隆規がダイレクトでシュートを放つ。それでも果敢に仕掛け、16分には流経大が選手交代の遅れで10人になった隙を突き、左サイドのMF星雄次へと展開。素早く中に相馬に繋ぐとこれをダイレクトでPAに落とし、走り込んだ高橋が決めて試合を振り出しに戻す。

 「大きなミスをしたなと思った」と中野監督が悔やむ失点で流れを失った流経大だが、指揮官が「学生がよく崩れなかった」とすぐに気持ちを切り換え、反撃を開始。34分には左サイド高い位置でスローインを奪うと、相手DFの背後にボールを投げ入れる。反応したのはFW渡辺直輝。ここまで前線で活躍しながらも、この試合は出場停止で出られなかったFWジャーメイン良の代わりにスタメン起用された男が絶妙な飛び出しでGKとの1対1に持ち込むと、落ち着いて狙ったループシュートがGKの頭上を抜けてネットを揺らす。

 勝ち越しゴールに喜ぶ間もなく、以降は2度目の同点ゴールを奪いに来た法大の猛攻を耐える時間が続いたが、鈴木を中心に集中力を切らさず粘り強く対処。DF永戸勝也のロングスローによるパワープレーをしっかりと跳ね返し、最後はロングスローのこぼれ球を狙ったGK四宮祐貴のシュートが枠を逸れた瞬間、タイムアップを迎えた。

 流経大は「最初、組み合わせを見た時に『なんでここに入っちゃったんだ』と思った」とDF湯澤聖人が口にしたように、初戦となった2回戦は九州の強豪・福岡大と対戦。以降は一昨年の優勝校・阪南大、そして準決勝では今大会の本命との声も多かった関西学院大と対峙した。加えて、試合時間は決勝以外全て15時30分開始。6日で4試合をこなす過酷な日程を含め、連覇への道のりは決して簡単ではなかった。関東1部リーグも前半戦を終えて8位に低迷していたが、「今年は始まる前からあまり手応えがなかった。これで大丈夫かな?というまま初戦に入り、厳しかったから、チームが一つにまとまった。加えて、弱いチームなりに、リスクを抑えたサッカーが出来たのが良かった」(湯澤)。

 大会期間中、中野監督が口にしていた「インカレ出場に必要な関東1部リーグ5位以内に入るのは勝ち点を広げられているので厳しい。出場するのはこの大会を勝って、優勝校枠で出たい」という目標は達成した。次のターゲットはまだ経験したことがない冬の日本一。「夏の流経と言われたくない」と湯澤が意気込んだように、視線はすでに先を捉えている。

(取材・文 森田将義)
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