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名古屋に電撃移籍の“未完の大器”…FW川又「俺も負けてられない」

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 悔しくないと言えばウソになる。今夏、同世代のライバルがサムライブルーのユニフォームを身にまとい、FIFAワールドカップのピッチを経験した。FW川又堅碁はどのような思いで、彼らの活躍を見つめたのか。12日には名古屋グランパスへの電撃移籍も発表され、新天地でリスタートを切った“未完の大器”。4年後を見据える彼の思いに迫った。


―日本代表の試合は全部ご覧になりましたか?
「全部見たと言えば見たんですけど、詳しく見たのは初戦だけかな」

―以前、自分が入ったときをイメージしながら代表戦をご覧になるとおっしゃってましたが、今回は?
「今回はそういう気持ちではなくて、絶対勝ち上がってほしいから、そういう感じで応援していました。でも次(の2018 FIFAワールドカップ ロシア)は狙いたいと思っている。4年前のFIFAワールドカップが終わった時点で、俺が代表に入りたい、入って試合に出たいってすごく強い気持ちを持って毎日練習に取り組んだかって言ったら、取り組んでなかった。けど、今は代表候補合宿とかもいろんなすごい高いレベルの選手とサッカーができて、すごく楽しかったし、ああいうところでまた練習をしたいし、ああいう中でサッカーをしたいなと思いました」

―4月の代表候補合宿は大きかった。
「すごく刺激になりましたね。あれでワールドカップメンバーに入れるとは100%思ってなかったし、ただ単純に呼ばれただけだと思ったけど、あの3日間はすごく良い経験になりました。いろんな意味で。今は毎日、次のFIFAワールドカップに出るためにと思いながらやっています。次が楽しみ。けど出るためには人の倍くらいは努力しないといけないと思っています」

―同世代の選手が海外挑戦する決断をしましたが、刺激もあるはず。
「いろんな人から刺激を受けている。でも俺も負けてられない。海外に挑戦するのはすごくいいことだと思います。挑戦してみないと分からないことはたくさんあると思うので。テレビで見てても、絶対に肌で感じないと、自分がその土地に行って確かめないと分からないものだと思う。だから、そういう決断を下す勇気とか、そこにチャレンジする強い気持ちというのはすごく共感しているところです。自分は想像はまだできないですけど、そういうのは自分の中であります。自分たちの同年代がいろんなところにチャレンジして、そのチャレンジというのはすごく難しいと思うし、その決断はいろんな部分を考えたときに、厳しい場面というのはすごくあったと思います。ただ、そういう場面が自分にもあるときは海外に行っていると思いますけどね」

―FIFAワールドカップを見た全体的な印象はありますか?
「2試合くらいライブで見ました。休みの日が被ったときだけ見ました。決勝戦は見たのですが、やっぱり決めるときに決めないと。1点決めるのがすごく難しいというのを感じました。あとやっぱりドイツはみんなしっかりした連係が取れているなと思いました。チームとして戦っている感じがしましたね。一人ひとりのレベルもものすごく高い。僕が言うのもおかしいですけど。すごく良い選手ばかりそろっているなと感じましたね」

―ストライカーとしては決めきるということはとても大事。
「決めてればと言うのはチャンスが作れている部分でもあるので、そこでしっかりと仕留められるような選手になりたいなと思っています。90分の中で1つのチャンスしかなくても、そのチャンスでゴールを決められるように集中していることと、ゴールしたい気持ちを100%に近付けることは続けていきたいなと思います。技術的な部分はベースとして置いておかないといけませんが、どの場面にしても、どこにボールが転がってくるかの予測だったり。例えば敵のディフェンスに当たって、違う方向に飛んでも、それに対して反応できる準備ができているかとか。いろんな部分があると思いますが、ゴールを決めるための隙を逃さない。そういうところが大事になってくると思います。それは経験も大きいだろうけど、あとは体が勝手に反応できるような準備というか、反応のトレーニングも絶対にしないといけないと思います」

―理想のストライカー像は?
「理想像というか、毎試合1点決めるFWになりたいと思っています。それを実現できたときにはどんだけすごい選手なんだ、となるので、それを目標にしたいと思います。具体的な理想と言うか、自分が誰かに『ああいう選手になりたい』と思われたいので。そういうことができたら自分は皆から求められると思うので、そういう選手になりたいなと思います」

―プレースタイルとしての理想はありますか?
「いろいろありますよね。良いシュートを打てたり、どんなボールでもゴールを決めたり。派手じゃないけどゴールを決めているんでね。あとはラウル(・ゴンサレス)とかいろんな選手が思い浮かびますが、いろんな選手の良いところを自分がいっぱい盗めたら、いろんな意味でミックスした選手になれるんじゃないかなと思っています」

―ファン・ペルシーがスペイン戦で見せたダイビングヘッドをどのように解説しますか?
「すごく難しかったと思いますが、あれはトラップしてもいいと思いました。でもあそこでヘディングを選択できるのは、相当な自信があると思う。あそこでトラップしたらもしかしたらミスをしていたかもしれないし。でもあれだけダイナミックにできるのは正解だったと思うし、自分もあれぐらい強気でゴールを狙っていきたい。そういう意味では感動というか、すごく印象深かったですね」

―ストライカーとしては足もとからしっかり固めたいという考えもあるかと思います。そういった意味ではスパイク選びは非常に重要になります。川又選手はアディダスの『ナイトロチャージ』を履かれています。
「今回は結構スマートな感じになって。1回履いたんですけど、薄くなって俺は使いやすいかなと思いました。耐久性もあるし。デザインも好きです。僕は派手な色も好きなんですけど、原色系でも問題ないです。ゲン担ぎですか? 自分は特にはないですね。でもできるだけゴールを決めたスパイクを履こうとするタイプなんです。でも新しく出たら新しいのも履きたいんで…。そこでいつも悩まされるんすよね(笑)。履きたいけど、前のも履きたいと。アディダススパイクが自分の足にフィットさせてくれるであろうと思っているんで。すごくフィットすると思いますよ」

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(取材・文 児玉幸洋)



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