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[Fリーグ]すみだvs名古屋 試合後の名古屋ビクトル監督コメント

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 Fリーグは20日、第10節1日目を行い、フウガドールすみだ名古屋オーシャンズが対戦した。試合は3-2で名古屋が勝利した。試合後、名古屋のビクトル・アコスタ監督は、「最初から最後までプレッシャーを感じつつ戦った試合」と、対戦相手のすみだを称賛し、「そんな相手との対戦でも、私たちのチームの選手は役割を果たしてくれる」と、来週からは日本代表として、アジアクラブ選手権に臨む自軍の選手たちを称えた。

以下、試合後の名古屋 ビクトル・アコスタ監督コメント

●ビクトル・アコスタ監督
―今日の試合を振り返って?
「今日の試合に関しては、スペクタクルなゲームを提供できたと思います。フットサルを見に来たみなさんに、満足して帰っていただけるのではないでしょうか。私たちも彼らを研究して、この試合に臨みました。一つひとつのプレーに気持ちが入ったチームで、私たちもなかなかプレスを回避できず、簡単にプレーをさせてもらえませんでした。最初から最後まで彼らのプレッシャーを感じつつ、戦った試合でした。ですから、逆に私の選手たちを称えたいと思います。こういう難しい展開、常にボールにプレッシャーを掛けてくるやりづらい対戦相手と分かっていた中でも、私たちの選手はしっかり役割を果たしてくれて、勝ち点3を取りました。気持ちでは負けていなかったと思いますし、やるところはしっかりとやってm結果を残せた試合でした。ポゼッションも高くでき、ボールを回す場面も、ゲームの中で見られました。私たちはやるべきことは、やってくれたと思います。私たちは、引き続き、息をつく暇もなく、アジアクラブ選手権があります。今度は日本を代表して、良い結果を残せるように、ちょっとの間ですが体を休ませて、アジア選手権に向けてやっていきたいと思います」

―個人能力では名古屋が高い。均衡した試合になる要因は?
「彼らのDFの部分、アグレッシブさが素晴らしい。私たちも分かっていましたが、ポゼッションを高く回しているときに、無理して取られた形が良くありませんでした。(相手の強みを)分かっていた中でも、やられ方が良くなくて、そこでタイミング良く相手にも点が入ることで、彼らのモチベーションが下がらなかった。逆に点が入ったことで会場は盛り上がり、彼らもより力づいて、またプレッシャーを掛けてきました。どんなに良いチームであっても、常に強いプレッシャーを掛けられて、そこを回避できないと点は取れませんし、点差も開きません。そして、こういう展開が続くと、苦戦する時間は増えます。精神的にもダメージを受けるので、そういうところで私たちはうまく彼らをかわすことができなかった。それによって、最後までこういうゲーム展開になったのだと思います」

―すみだと他クラブに感じる違いは?
「本当に運動量が高いチームです。あれだけのプレッシャーを掛けられると、どのチームも簡単にプレーはできないと思います。うまく自分たちの流れがつくれたら、相手の裏を取って良い展開をつくることができると思います。また、彼らはプレスラインの上げ下げも、うまくできている。今日の試合だけでなく、彼らがリーグを通して、こういう姿勢で戦い続けていけば、私たちだけでなく、上位を争える力のあるチームだと思っていますし、そういう点で非常に評価しています」

―後半出場しなかったFP前純内マティアス・エルナンの状況は?
「マティアス選手に関しては、前半に足をぶつけて、足の外側を少しケガをしました。触っても痛いという状態だったので、今から検査をして、骨に異常があるのか。単純な打撲で済んだのかを確認します。今後、リーグ戦も長いですし、次の大会もあるので、今日は慎重に行こうという話をスタッフでしていたので、後半はケガで出場しませんでした」

―次節に向けて?
「まずは、AFCフットサルクラブ選手権があります。その後の浜松戦では、今日と同じフィロソフィーで臨み、やっていることを、よりブラッシュアップして、どんどんリーグを良い形で進めて行く。それがリーグを戦う中での私たちの目標でもあります。攻撃的なチームづくり、あとは戦術をしっかり使って点を取りに行く。そういう姿勢をチームに浸透させて、より良いチームにしていきたいと思っています」

(取材・文 河合拓)

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