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[CL]スタンダールはゼニトに0-1敗戦も川島初のCL本選出場へ望みつなぐ

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[8.20 欧州CLプレーオフ第1戦 スタンダール・リエージュ0-1ゼニト]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は20日、プレーオフ第1戦2日目を各地で行った。日本代表GK川島永嗣とFW小野裕二が所属するスタンダール・リエージュ(ベルギー)はホームでゼニト(ロシア)と対戦し、0-1で敗れた。川島は先発フル出場。小野が今季公式戦で初のベンチ入りを果たしたが、出場機会はなかった。なお、第2戦はゼニトのホームで26日に行われる。

 スタンダールは開始からゼニトの分厚い攻撃に攻め込まる時間が続く。前半14分、FWフッキが右サイドからカットインし、放ったシュートは川島が弾き出したが、同16分には完全に崩されて先制点を許した。左サイドのDFドメニコ・クリシートの浮き球パスをPA内でFWダニーが胸で落とし、左からフッキが折り返したボールをMFオレグ・シャトフが右足で流し込んだ。

 直近のリーグ戦ペルウェルス戦で5失点を喫したスタンダールは、この試合でも守備への寄せが甘く、ゼニトに自由にボールを支配される。前半アディショナルタイム2分、ダニーからリターンを受けたFWホセ・サロモン・ロンドンの決定機もスタンダールはクロスバーに救われ、0-1で前半を折り返した。

 後半6分、右サイドからDFローラン・シマンの上げたクロスボールにFWトニー・ワットが相手DFと競り合いながらダイビングヘッド。しかし、これはGKにキャッチされる。同11分には、左45度の位置でFKを与え、フッキの強烈な左足シュートが壁に当たってコースが変わったが、川島がしっかり反応して弾き出した。

 後半12分にはスタンダールがこの試合最大の決定機。ゼニトが最終ラインで回していたボールがワットへと渡り、GKと1対1の場面を迎えるが、ワットのシュートはGKの正面を突き、同点ゴールとはならない。同25分には、ダニーに決定的なシュートを打たれ、川島も一歩も動けなかったが、右ポストを叩き、失点は免れた。

 後半39分、FWイゴール・デ・カマルゴとのパス交換からMFジェフ・ルイスが強烈な左ミドルを放つもGKに弾き出される。その後もゼニトに得点を与えなかったスタンダールは、セットプレーからチャンスをうかがうが得点できず、0-1でファーストレグを終えた。スタンダールは、攻め込まれる時間が長かったが、1失点に抑えて、2009-10シーズン以来の欧州CLグループリーグ出場へ望みをつないだ。


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