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[Fリーグ]今季6敗目の浜松GK川原「もう『惜しい』はいらない。勝ちたい」

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[8.17 Fリーグ 2014/15第9節 大阪3-2浜松 駒沢]

 Fリーグは17日に第9節2日目を行い、第1試合ではシュライカー大阪とアグレミーナ浜松が対戦し、大阪が3-2で勝利した。今季2勝目の遠い浜松だが、GK川原永光は「悪い方向には向かっていない」と、チームが前進していることを強調した。

以下、試合後のインタビュー

―惜しい試合が続いて、勝利まであと一歩です。
「勝てない要因がどこかにあると思う。でも、足りないものは、すべてが足りない。正直言って、勝つためにはメンタルのところもある。ただ、ちょっとずつは良くなっている。あと、どれくらい踏ん張れるか。ここからは経験をしていかないと。代表に似ているよね」

―代表?
「日本代表」

―かつての日本代表ですね。
「そうそう。勝てないときがあって、ようやく勝ち始めて。勝者のメンタルを覚えないといけない。今は負けているメンタルだから。そこを、どういうふうに改善していくかっていう段階だから。とりあえず一つひとつの単純なミスを失くすこと。3人でボールを回していて、ミスを失くすところから。今日の試合でもあったからね」

―失点したときも、そうでした。
「ああいうのがあると、結構、厳しいし。でも、ボールを失った(野島)倫のミスもあるけれど、周囲が動けていないのも事実だからね。実際問題、自分がボールをもらったときに、他の選手に出すところがあるかというと、ないから。結局、ロングボールで切っちゃうこともある。運動量のなさ、一瞬の早さも求めたいし、それが噛み合えば、もっともっと良いチームになると思う。それが、大阪の方がワンランク上だった。勝者のメンタルを持っていて、勝つために必要なところが分かっていた。オレらは、まだ全然理解できていない。ただ、今後、まだ第一クール目だし、監督が代わったり、不在になったりした中で、少しずつ、負けはしたけど、次につなげることはできているのかなと思います」

―パワープレーも、最初のプレーで失点しました。そこの切り替えも…。
「遅いよね。でも、それも自分たちのミスがあるから、疲れちゃう。余計に。それがなければ、もっとそこで集中できただろうし。ボール回しももっとすれば良かった。その判断も、監督がいればっていうところもあるけれど、選手たちで打開しないといけない。それができなかった自分の責任でもあるけど、悪い方向には向かっていないと思う。名古屋戦もそうだった。でも、良い練習もできている」

―ホーム初勝利は近そう?
「近い! と、願っている。次は勝ちたいね。だってさ、浦安、名古屋のとき、ほとんど負けていなかったのに、もうすでに何敗しているのよ?って話だから」

―確かに。何年分ですかね。
「本当だよ(笑)。惜しいはもういらない。勝ちたい! どんな試合でも」

(取材・文 河合拓)

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