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浦和から2ゴールも…F東京FW武藤「勝てなくて悲しかった」

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[8.23 J1第21節 F東京4-4浦和 味スタ]

 首位・浦和をホームに迎えたFC東京は、先発メンバーのうち8人が、3日前に行われた天皇杯の松本山雅戦と同じだった。変更された3選手のうちの一人であるFW武藤嘉紀は、「みんな天皇杯をやっていて、疲れた中だったので。自分は休ませてもらっていたので、みんなの何倍も動かないといけないなと思っていた」と奮起。2ゴールを挙げる大活躍で、チームに貢献した。

 相手の最終ラインの背後を取った1点目について「裏に走ればフリーになるなと分かっていたので。そこで最初のタッチでGKの方に一直線で向けたので、それがゴールを決められた要因なのかな」と振り返り、「(股抜きは)あまり狙っていないです。ただ、上に蹴ると弾かれちゃうと思ったので、足元に速いシュートを蹴ろうと思っていました」と、説明した。

 さらに3-3で迎えた後半19分にも、MF河野広貴からのパスを受けると、中央にカットインして右足でシュートを決めた。「河野くんがタメをつくってくれて、優しいパスをくれたので、自分は決めるだけでした」と、この試合2度目の勝ち越し点を振り返った。

「西川さんは日本を代表するGK。そんな人から決められたことは、うれしかったです」と言う武藤だが、2ゴールを挙げても「不完全燃焼っぽい感じ」と心境を明かす。

 日本代表を意識するか? と問われたときだった。「意識っていうより…みなさんがいっぱい書いてくれるから」と笑った武藤は、「今日もアギーレさん(が来ていること)と関係なく、東京のために走ろうと思っていたので。結果、勝てなくて悲しかったですし、勝ち切れなかったから不完全燃焼っぽい感じです」と、悔しさを露わにした。

(取材・文 河合拓)
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