永久欠番撤回の準備も…

　イタリアメディアによると、ハンガリーのブダペスト・ホンベドが元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロの獲得に向けて交渉しているようだ。永久欠番となっているハンガリーのレジェンド、フェレンツ・プスカシュ氏の背番号10を譲ることも検討しているという。

　デル・ピエロはシドニーFCとの契約を終え、現在フリーとなっている。元ユベントスの背番号10は、引退するつもりがないことを明言しており、アメリカや中東、Jリーグへの移籍の可能性が噂されてきた。

　だが、そのデル・ピエロの獲得にホンベドが乗り出したという。すでに同選手の兄でもある代理人のステファノ氏と交渉しているそうだ。ホンベドはデル・ピエロ獲得に向け、テクニカルスポンサーの援助も予定しているという。

　ホンベドのファビオ・コルデッラSD(スポーツディレクター)は、イタリア『スポーツメディアセット』で、次のように話している。

「レジェンドからレジェンドへ、悪くないだろう?　ステファノ氏とのコンタクトは20日前からだ。ポジティブな結果に向けた条件はそろっている。デル・ピエロが加われば、我々は欧州の舞台を狙えるだろう。我々は信じている。スポンサーもプロジェクトに大賛成だ。魅力的なオファーだよ。我々は本当にトライしているところなんだ」

「ハンガリーはサッカー的な観点で非常に成長しており、施設も素晴らしい。体制のサポートもしっかりしている。それに、ホンベドは歴史的な野心のあるクラブで、私のほかにピエトロ・ビエルコウッド監督などイタリア人もいる」

　また、カルデッロSDはプスカシュ氏の背番号10をデル・ピエロに譲る可能性について、このように述べている。

「あのユニフォームは何年も前に欠番となった。だが、会長は喜んでするデル・ピエロに渡す)だろう。プスカシュ氏のご家族も同じだ」

「ブダペストは素晴らしい街で、イタリアから飛行機で1時間。我々は成長し続けたいと望んでおり、欧州の舞台に安定したいという野心もある。それをデル・ピエロと一緒に実現するほど素晴らしいことはないだろう?」

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