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[Fリーグ]愛妻へのアジアタイトルを誓う名古屋FP吉川「優勝をお土産にできるように」

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[8.20 Fリーグ2014/15第10節 すみだ 2-3 名古屋 墨田]

 Fリーグは20日、第10節1日目を行い、フウガドールすみだ名古屋オーシャンズが対戦した。試合は3-2で名古屋が勝利。試合後、名古屋のキャプテンFP吉川智貴は、「当たって砕けろ精神でいきたいなと思います」と、25日に開幕するアジアクラブ選手権に闘志を燃やした。

 以下、試合後のインタビュー
●FP吉川智貴(名古屋)
―2試合未勝利を阻止しました。中2日、当日移動で迎えた一戦でしたが?
「そうですね。負け、引き分けの後の試合っていうのは、自分たちにとって非常に大きな試合になるのかなと感じています。連敗、引き分けが続かないことが、優勝に向けて一番大事なことかなと思うので。そういう意味では勝ち点3が取れたことが一番良かったと思います」

―勝てた最大の要因は?
「……。どうですかね。ちょっと映像を見ないと分からないこともありますが、我慢できたことかなと」

―リードされなかったこと?
「それも大きい部分だと思いますし、こういう苦しい、なかなか点も入らない、相手も得点を狙ってきてうまく追い付かれてっていう展開の中で、焦らず、自分たちのやることをやろうと徹底したことが勝利につながったかなと思います」

―森岡選手の存在の大きさも、あらためて感じました。
「そうですね。味方としては非常に頼りになる存在です。ああやって、一人でゲームをこじ開けてくれるのは、非常にありがたいことです。でも、そればかりに頼っていてはダメなんで、僕たちも頑張らないといけませんね(笑)」

―今日感じた課題は?
「それはやっぱり、プレス回避の部分ですね。GKにカットされるのは、ある程度仕方がないのかなと思いますが、後ろで詰まる場面が非常に多かった。サポートの距離とタイミングが、本当に全然ダメだったと思います」

―そこまでよくなかった?
「パスコースがなかったというか。はい」

―相手のプレスが良かった? 動きが重かった?
「動きは少なかったかなと思います」

―神戸戦も、ちょっと運動量が少ないかなと感じました…。ただ、あの試合は60本以上シュートを打っていました。
「ちょっと、個人的にはチームが停滞しているかなというのは感じています。あまり流れに乗り切れていないというか」

―ちょっと個人に走っている?
「そういう部分も少なからずあると思いますけど、その『個の強さ』は、名古屋の強みでもありますが、そこに頼り切るのはちょっと違うのかなという感じもしますし、バランスが大事になってくるかなと思います。ただ、めちゃくちゃ悪いというわけではありませんし、ちょっと不安定な戦いが続いているかなと。それが一番気になる部分です」

―アジアクラブ選手権では、レギュレーションで外国籍選手の起用が限られます。殻を破るきっかけにするのは、良いのでは?
「でも、やることを変えるのが一番ダメなのかなと思いますし、自分たちがやることをやって、それでもダメなら、それは実力が足りなかったと思って切り替える。行く前から、こんな話をするのはおかしいですけど、チャレンジャーなんで。当たって砕けろ精神でいきたいなと思います。落ち着いて、自分たちのメリットを出せるように、やっていきたいなと思います」

―個人的にも昨年、唯一獲れなかったタイトル。モチベーションも高いのでは?
「そうですね。昨年も、一昨年も、3位に終わっているので。僕が唯一、獲れていないタイトルなので、日本を代表して頑張って来たいなと思います」

―先日、公開プロポーズを成功させましたが、中国で奥さんにお土産は?
「いらないって言われているので。優勝をお土産にできるように頑張ります」

(取材・文 河合拓)

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