ストライカー補強はなし?

　アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、FWオリビエ・ジルが今季25ゴールを記録することも可能だとして、ストライカーの補強は必ずしも必要ではないと考える様子を見せている。

　元イングランド代表FWのガリー・リネカー氏は先日、「アーセナルの中盤の前でプレーすれば、有名なストライカーなら最低でもシーズン25ゴールを保証できるのに…」と『ツイッター』で発言。アーセナルにはトップレベルのストライカーがいないと主張していた。

　これに答える形で、ベンゲル監督は次のように語ったとイギリス複数メディアが伝えた。

「彼は昨シーズン16点を記録した。今は非常に自信を持ってプレーできている。どの選手に対しても、限界を決めてしまう必要はない。私は彼が毎年向上していると思っているし、25点決める可能性もないとは思わない」

　ジル以外にも前線には十分に選手がそろっているとして、ベンゲル監督は移籍市場終盤での補強を行わないことを示唆した。

「(ヤヤ・)サノゴも大きな戦力になってくれるだろうし、ジルもいる。ルーカス・ポドルスキもいるし、ジョエル・キャンベルもCFとしてプレーできる。アレクシス(・サンチェス)もいるし、(セオ・)ウォルコットも戻ってくる。それを忘れてはならない」

「どのライバルチームもストライカーを求めている。だが、ワールドクラスの選手たちは移籍できる状態にはなく、すでにチームにいるストライカーよりも優れた選手は誰も見つけることができていない」

　23日のプレミアリーグ第2節エバートン戦で終了間際の同点ゴールを記録したジルだが、その後負傷。27日のチャンピオンズリーグ予選プレーオフ・セカンドレグのベジクタシュ戦に出場できるかどうかは定かではない。

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