beacon

先発デビューの18歳、千葉FWオナイウ阿道「味方が安心できるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.31 J2第29節 千葉1-0水戸 フクアリ]

 18歳のルーキーは先発デビューを飾り、試合にも勝った。だが、試合後にはまず反省を口にしたように、本人にはほろ苦さが残ったようだ。

 ジェフユナイテッド千葉のFWオナイウ阿道は前節の岡山戦に途中出場してリーグデビューを飾り、水戸戦ではスタメンに名を連ねてFW森本貴幸と2トップを形成した。もちろん本人も並々ならぬ思いで、この一戦に臨んでいた。「今日はスタートから出させてもらって、自分的にもモチベーションが高かったし、やってやろうという気持ちが強かった。(関塚隆)監督からも積極的に自分が行けると思ったら行けと言われていました」。

 しかし、前半8分に森本のPKで先制したものの、その後は水戸の猛攻にさらされて防戦一方となってしまう。そんな中、オナイウ阿道は前線で基準点になろうと味方から縦パスを引き出すが、相手CBに体を寄せられてボールをキープできず、再び相手に攻撃権を渡してしまう。ここが、本人にとっても課題と感じたようだ。

「トータル的にボールキープすることができなくて、連続して相手の攻撃になってしまう場面が多かったです。そこは反省しないといけません。僕がキープできないと後ろの選手が前に出てこれないので、チームメイトが安心して前に出てこれるような時間を作りたいし、キープできずにボールを失えば後ろの選手がきつくなると思うので、基準点にならないといけません」

 確かに不完全燃焼に終わったのかもしれない。だが、18歳の戦いは始まったばかりだ。「今日は後ろを向いてボールを受ける場面が多かったので、自分の動きで相手を外して前を向いたり、スペースで受けて仕掛けるところは今後も意識しないといけませんし、積極的に仕掛けられた部分もあるので、そういう場面を増やせて行ければいいと思います」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

▼関連リンク
[J2]第29節 スコア速報

TOP