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かつてドルトムントでプレーのアーセナルMFロシツキー、香川へエール送る

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 かつてドルトムントへ在籍したアーセナルMFトマシュ・ロシツキーが自身のSNSを通じ、ドルトムント復帰が決まったMF香川真司へエールを送った。ロシツキーは、香川の移籍決定前には、ファンの間で流行していたユルゲン・クロップ監督が香川を檻から救出する画像を自身のSNSへ投稿するなど、香川の移籍報道を気に掛ける様子をみせていた。

 この日に自身のインスタグラムを更新したロシツキーは、ドルトムント公式の「帰ってきた!」と描かれた香川の移籍決定のニュースのスクリーンショットを投稿。「おかえり、兄弟!君がドルトムントのために全力を尽くし、再び輝くことを祈っているよ」とエールを送った。

 現在33歳のロシツキーは、2001年1月に当時のブンデスリーガ市場最高額の移籍金でプラハからドルトムントへ加入。背番号10を着けると、2001-2002シーズンにはブンデスリーガ優勝に貢献した。チェコから来たMFの活躍ぶりに、ドルトムントサポーターは大きく湧いた。その後は本人の故障に加え、チームが財政難に苦しんだ背景もあり、2006年5月にアーセナルへ移籍。ドイツを去ることになった。

 ドルトムントの地元紙である『ルール・ナハリヒテン』によれば、ドルトムントから離れた今でもロシツキーは「僕はいつまでもドルトムントのファンのままだよ。ここで過ごした素晴らしい時間を決して忘れることはない」と断言。若き日を過ごしたドイツの地を大切に思っていることを明らかにしている。

 香川とロシツキーは同じチームでプレーしたことはなく、もちろんドルトムントでの在籍も被っていない。しかし、異国からドルトムントへやってきて、リーグ優勝へ導くなど活躍した後にイングランドへ渡ったという共通項がある。ロシツキーはそのままアーセナルへ留まっているものの、いつかの自分に香川を重ね、古巣復帰を祝福したのかもしれない。なお、欧州CLのグループステージでアーセナルとドルトムントは同じD組に所属。16日にドルトムントはホームでアーセナルと戦う。


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