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逆転でのリベンジなるか…横浜FM兵藤「2点なら絶対いける」

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[9.3 ナビスコ杯準々決勝第1戦 横浜FM1-2柏 ニッパ球]

 またしても天敵・柏の軍門に下った。横浜F・マリノスはホームでのナビスコ杯準々決勝第1戦を落とした。しかもアウェーゴールを2点献上して。

 ナビスコ杯の成績に限れば、対柏の戦績は5勝2分3敗と勝ち越している。リーグでも13勝8分17敗とそこまで分が悪いわけではない。柏を苦手にしているというより、ネルシーニョ監督率いる柏ととにかく相性が悪い。

 ネルシーニョ体制になってからの公式戦戦績は、この日で1勝5分6敗となった。1勝は昨年大会の準決勝第2戦(2-0)、0-4で第1戦を落とし、大方勝敗の行方がついた後の試合だ。7日に行われる第2戦で2-0の勝利を再現できれば、逆転でベスト4入りが決まる。しかし、先行きは決して明るくない。FWラフィーニャとMF齋藤学は怪我での欠場が濃厚。第1戦で途中交代したMF中村俊輔、MF中町公祐、MF兵藤慎剛についても「すべて怪我」(樋口靖洋監督)だという。さらに、DF栗原勇蔵が退場処分となり第2戦は欠場となる。

「去年は0-4からなんで。2点なら絶対いける」。副キャプテンの兵藤は、それでも準決勝進出を信じて疑わない。そのためには先制点がポイントだという。「向こうはリスクを背負ってこない。1点取れば相手もバタバタする」。怪我の状態が気になるところだが、「コンディションを戻して次の試合の準備をしたい」と次戦への決意を表していた。

「ビハインドをひっくり返すことができると改めて信じてやるしかない。しっかりと回復して、切り替えて、いい準備をして、2点差以上で勝つ」。樋口監督が描くような逆転劇は起こるのか。注目の第2戦は、7日19時キックオフだ。

(取材・文 奥山典幸)

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