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W杯決勝のリベンジ大成功!!メッシ不在のアルゼンチンがドイツに4発大勝

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[9.3 国際親善試合 ドイツ2-4アルゼンチン]

 ドイツ代表対アルゼンチン代表の国際親善試合が3日にドイツ・デュッセルドルフで行われた。マラカナンの決戦から1か月半。ブラジルW杯決勝の再戦は、アルゼンチンが4-2でドイツを下し、リベンジに成功した。

 試合前にはブラジルW杯でキャプテンを務めたDFフィリップ・ラームらの代表引退セレモニーが行われるなど、世代交代を図る世界王者ドイツ。前日会見でキャプテンに任命されたMFバスティアン・シュバインシュタイガーは怪我のため、スタンドからの観戦となったが、W杯は無念の負傷欠場となったMFマルコ・ロイスがスタメンに並ぶなど、再出発を印象付けた。

 対する決勝のリベンジに燃えるアルゼンチンだが、エースのFWリオネル・メッシが、残念ながら負傷のため欠場。しかしW杯の決勝を欠場していたFWアンヘル・ディ・マリアがスタメン復帰。前バルセロナ監督のヘラルド・マルティーノ新監督を迎えた新生アルゼンチンが船出した。

 先制はアルゼンチンだった。前半20分、右サイドでボールを持ったディ・マリアが左足アウトでゴール前にクロスを入れる。これに飛び込んだFWセルヒオ・アグエロが右足ダイレクトで合わせると、豪快にゴールネットが揺れた。メッシの欠場でこの日10番を背負う26歳が結果を残した。

 ドイツもチャンスは作った。しかし前半7分と同28分に決定機を迎えたFWマリオ・ゴメスだが、同点ゴールは奪えない。前半32分にはMFユリアン・ ドラクスラーが負傷交代。代わってFWルーカス・ポドルスキが出場するアクシデントにも見舞われた。

 すると、ポゼッションを高めながら、確実に試合を進めていたアルゼンチンに追加点が生まれる。前半40分、右サイドをスルーパスで抜けたディ・マリアが狙い澄ました左足クロスを上げる。これを逆サイドでフリーで待っていたFWエリク・ラメラが左足ボレーで合わせると、華麗なシュートがゴール左隅に突き刺さる。これにはさすがのGKマヌエル・ノイアーも一歩も動くことは出来なかった。

 アルゼンチンの勢いは後半に入っても衰えない。後半2分、左サイドからのFKを獲得すると、ディ・マリアのクロスに飛び込んだDFフェデリコ・フェルナンデスが打点の高いヘディングで合わせて3点目。ドイツは後半からGK交代を行い、ロマン・バイデンフェラーを投入したが、リズムは変わらない。さらに同5分には右サイドを崩すと、最後は抜け出したディ・マリアが浮かせたシュートでゴールに押し込み、なんとドイツホームで4点目を奪った。

 しかしドイツも後半7分、右サイドからのCKを得ると、MFアンドレ・シュールレがダイレクトで合わせる。これはGKセルヒオ・ロメロに防がれたが、跳ね返りを再びシュールレが押し込み、ようやく1点を返す。さらに同33分にはMFマリオ・ゲッツェのシュートがフェデリコ・フェルナンデスに当たってコースが変わるというゴールで、2点差に詰め寄った。しかし反撃もここまで。最後まで4点のビハインドは重くのしかかり、ホームで大敗を喫してしまった。

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