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決勝アシストの柏MF高山が連携に手応え「いい形で出せた」

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[9.3 ナビスコ杯準々決勝第1戦 横浜FM1-2柏 ニッパ球]

 8月の公式戦で4ゴールを決めている柏レイソルのMF高山薫が、この試合ではFW工藤壮人への決勝アシストを記録した。

 3-4-2-1の左のシャドーに入った高山は、1トップのFWレアンドロ、右のシャドーの工藤とポジションを流動的に入れ替え、横浜FM守備陣を翻弄した。アシストのシーンでは、MF太田徹郎からの縦パスが中央に流れた高山に入る。横浜FMのセンターバック、DF栗原勇蔵がチェックに行くより早く、高山はダイレクトで右サイドでフリーになっていた工藤へ。工藤がGKとの1対1を制し、これが決勝弾となった。「そんなにプレッシャーきてなかったので、ファーストタッチで前向こうと思っていたんですけど、工藤がいい形で走っていたのでダイレクトで出しました」と高山。前線の3選手、レアンドロ、工藤、高山がポジションチェンジする形についても「ずっとチームとして意識している。今日はそれがいい形で出せた」と高山が言えば、「誰がセンターフォワードに入ろうといい形ができている。相手もつかみづらいと思う」と工藤も手応えを口にする。

 高山は7月からゴールに近いポジションでプレーするようになり、横浜FM戦でも両チーム通じて最多3本のシュートを放つなど得点への意識が目立っているが、サイド攻撃でも大きな役割を担う。左ウイングバックのDF橋本和が高山に当ててから裏に抜けてリターンを受けるなど、2人のパス交換で崩せる左サイドは柏の確かな武器になっている。「試合中に結構話しているので、(連携が)徐々によくなっていると思います。和くんがクロスで終われるので、それを活かしたい」と高山は自信を深めていることを明かした。

「ナビスコのホーム&アウェー初めてなんですけど、個人的には第1戦と同じ気持ちで挑めばいいと思います」。チームの連覇、そして自身初のタイトルへ、高山はホームでの第2戦への決意を語った。

(取材・文 奥山典幸)

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