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長谷部離脱でキャプテンは?川島「マコのあとは大変」

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 日本代表のハビエル・アギーレ監督は5日のウルグアイ戦でだれがゲームキャプテンを務めるかについて明言しなかった。ブラジルW杯までキャプテンを務めたMF長谷部誠は左膝違和感のためチームを離脱。長谷部不在時にゲームキャプテンを務めることが多かったMF遠藤保仁も招集されておらず、新監督がだれをキャプテンに指名するか注目が集まっている。

 試合前日の公式会見でキャプテンについて聞かれたアギーレ監督は「明日のミーティングで選手に伝える」とだけ答えた。ザックジャパンからの流れを見れば、FW本田圭佑、DF長友佑都、GK川島永嗣らが候補だが、あっと驚く“サプライズ人事”の可能性もある。いずれにせよ、川島が「マコ(長谷部)のあとをやるのは大変」と話すのは本音だろう。

 31歳の川島は今回のメンバーで最年長。「キャプテンとは関係なく、チームを支えていきたい」と話すザックジャパンの守護神も、アギーレジャパンではゼロから正GK争いに挑むことになる。

 リカルド・ロペス・フェリペGKコーチは2013-14シーズンにクラブ・ブルージュ(ベルギー)で指導していたこともあり、「存在は知っていた」という。2002年日韓W杯のスペイン代表メンバーでもあり、2013年までオサスナでプレーしていた。約1年前に現役を退いたばかりの新GKコーチは、練習でも利き足の左足から鋭いキックを見せている。

「最近まで現役でやっていたんだなとというのは感じるし、引退して時間もあまり経っていないので、選手の気持ちも分かってくれる」。そう印象を語る川島は「新しい試みに全員がチャレンジすることが大切。新しいコーチの下で新たな可能性を探ることが役目だと思う。それが成長の材料になるし、自分自身プラスにしていきたい」と、新たな4年間のスタートに臨む心境を語った。

(取材・文 西山紘平)

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