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アギーレ監督と1対1で対話した田中順也「褒めて伸ばすタイプ」

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 アギーレジャパン初陣となったウルグアイ戦(0-2)から一夜明けた6日、日本代表は札幌市内で練習を行った。全選手が4-3-3の形で守備時のポジショニングを確認。その後、ウルグアイ戦の先発メンバーはクールダウンに入り、残りの選手は6対3のパス回しやクロスからのシュート練習、5対5のミニゲームなどで汗を流した。

 ウルグアイ戦の先発組がストレッチをしているとき、MF田中順也(スポルティング・リスボン)がハビエル・アギーレ監督に呼ばれた。通訳を挟まず、1対1での対話。ポルトガル語を独学で学んでいる田中に対し、アギーレ監督はスペイン語で話しかけた。

「スペイン語はポルトガル語とほぼ同じなので、すごいゆっくりしゃべってもらって、何とか会話できた。昨日の試合に関して、すごくポジティブに褒めてくれた」

 途中出場で代表デビューした2012年2月24日のアイスランド戦以来の招集で、約2年半ぶりの代表戦出場を果たした田中。A代表初先発は、4-3-3の左サイドハーフという不慣れなポジションだった。

「ポルトガルではセンターフォワードをやっているけど、こっちでは中盤という話をして、『自分自身、FWはFWで好きだし、ここでのやり方も好きです』と伝えた」

 指揮官との会話の内容を明かした田中は「監督は全体的に褒めて伸ばしていくタイプなのかなと。モチベーションも上がるし、自分もやりがいを感じている。使われている場所で結果を出せるようにと強く感じた」と、与えられたポジションで役割を全うしたいとの決意を強めたようだ。

 チームは同日午後に空路で帰京。9日のベネズエラ戦(日産ス)に向けて調整していく。

(取材・文 西山紘平)

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