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モウリーニョ:「FFPでメガクラブにはアドバンテージがある」

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だが、チェルシーは“買うより売る”現状に満足とも

 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督が、UEFAのファイナンシャルフェアプレー(FFP)によって、一部のビッグクラブとそれ以外のクラブの差はむしろ広まっているとの見解を示した。

 この夏、FWジエゴ・コスタやDFフィリペ・ルイスらを獲得したチェルシー。モウリーニョ監督は『Yahoo』のインタビューで、現在のチェルシーは補強のために選手を売却している点を強調している。マンチェスター・ユナイテッドがMFアンヘル・ディ・マリアを獲得した際の5970万ポンドという移籍金記録が破られるか問われると、モウリーニョ監督は次のように答えた。

「チェルシー(が記録を破ること)はないね。それは確かだ。チェルシーはFFPにそって仕事をしているからね。我々は金を使うために、金をつくっている。移籍市場のたびにチェルシーは選手を売っているんだ。冬は(フアン・)マタを売り、夏はダビド・ルイスと(ロメル・)ルカクを売った」

「だから、今のチェルシーは使う側ではない。使う金以上に放出で金をつくっている」

 FFPはクラブ間の不平等をなくすことが目的だが、モウリーニョ監督はこのように述べている。

「FFPの導入を決めたとき、UEFAはすべてのチームが平等の可能性を持てるようにしようとしていた。だが現実は、歴史があり、より世界中にベースとなるファンを多く持ち、より収入のあるビッグクラブたちが大金を使い続けている」

「だから私は、レアル・マドリーとバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・ユナイテッドといったメガクラブにアドバンテージがあると思う」

 その上で、モウリーニョ監督はチェルシーが現状に満足しているとも強調した。

「だが、我々チェルシーは自分たちがやっていることに満足しているよ。収入と支出の見事なバランスが取れている。我々はクラブの今のプロフィールに満足しているんだ。我々はそれを変えたくないと思っている」


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