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柴崎が待望のA代表デビューへ「ギリギリまで分からない」

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 待望のA代表デビューの瞬間が近づいてきた。日本代表MF柴崎岳は7日に行われた紅白戦で主力組と見られるチームに入り、9日のベネズエラ戦(日産ス)に先発する可能性が出てきた。

「そこ(先発かどうか)は監督が決めること。ギリギリになるまで分からない」。練習後、報道陣の取材に応じた柴崎はそう淡々と語った。鹿島のダブルボランチとは異なる4-3-3のインサイドハーフというポジション。それでも、その役割は整理できている。

「抜け出す動きと、ビルドアップに参加するところと両方ある。いろんな選択肢がある中で、チャンスになる可能性の高いプレーを選択したい」

 この日の紅白戦では柴崎とMF細貝萌がインサイドハーフに入り、アンカーはウルグアイ戦(0-2)同様、DF森重真人が務めた。唯一のプレーメーカータイプと言える柴崎は積極的にボールに絡みながら、右ウイングのFW本田圭佑を追い越して縦パスを受け、右クロスを上げた場面もあった。

 柴崎と細貝は左右を入れ替えてプレーする時間もあり、中盤で機動力を発揮。「いろんなバランスを踏まえて、試合の流れを見てプレーしたい」。最終ラインからのロングボールが増え、中盤でのゲームメイクに課題を残したウルグアイ戦。柴崎が入ることで中盤にタメが生まれ、攻撃のバリエーションを増やすことにもつながりそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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