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対J1クラブ11試合目で初勝利のC大阪ペッツァイオリ監督「大切な勝利になった」

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[9.7 ナビスコ杯準々決勝第2戦 川崎F2-3(2試合合計5-4)C大阪 等々力]

 6月16日の監督就任から、約3か月。ようやくセレッソ大阪マルコ・ペッツァイオリ監督の下、J1クラブから勝利を挙げた。これまで天皇杯では三重県1部リーグのヴィアティン桑名に4-2、J2のカターレ富山に1-0で勝利していたが、J1クラブとの対戦では12試合目にして、ようやくの初勝利となった。

 2度リードされながら、そのたびに追い付き、アディショナルタイム1分、MF南野拓実の劇的なボレーで勝利した試合を振り返り、「今日はドラマチックな試合になったと思います。我々は、この試合を通じて、チームの個性を示せたと思います。素晴らしい意志を示してくれました。勝利に向かって最後まで戦い抜いたことは、精神的な強さにつながると思いますし、来週に向けての力になると思います」と、語った。

 2試合合計スコアは4-5となり、4強進出は叶わなかった。そのことについて「我々はリスクを冒して、最後までゴールに向かってプレーし続けました。ただ一つのゴールが足りなかった。ここで負けたのは、やはりホームで喫した3失点。そのうちの1点が大きかったと思います」と、初戦での大量失点を敗退の要因にあげた。

 それでも、この試合の勝利はJ1リーグにもつながっていくと強調する。「我々は、リーグ戦でも厳しい状況にあります。残留争いはこれからも続いていくと思いますが、チームはその中で我慢強く戦ってくれると思いますし、今日の戦いをまた来週につなげたい。天皇杯とリーグ戦のある厳しい1週間になりますが、その2試合に向けてエネルギーを溜める、大切な勝利になったと思います」と、10日の天皇杯・磐田戦、さらに13日の柏戦から再開するリーグ戦へ意気込んだ。

(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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