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右SBで先発チャンスの酒井高「アグレッシブさを出したい」

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 日本代表DF酒井高徳(シュツットガルト)は紅白戦で右サイドバックを務めた。昨年11月19日のベルギー戦以来、約9か月ぶりとなる先発出場の可能性が高まる中、「チャンスがあるだけ自分にとってはいいこと」と、9日のベネズエラ戦(日産ス)に向けて意気込んだ。

 左右両サイドバックをこなす酒井高だが、代表では左サイドを務めることが多く、今季のブンデスリーガでも開幕から左サイドバックで先発出場を続けている。しかし、「ずっと右も左もやってきたので」と戸惑いはない。

 5日のウルグアイ戦(0-2)では後半42分から途中出場し、DF酒井宏樹に代わって右サイドバックに入った。DF内田篤人が不在の中、右サイドバック候補にはU-21世代のDF松原健もいるが、酒井高に先発のチャンスがめぐってきそうだ。

「近いポジションの人といかに話し合っていくかが大事になる」。この日の紅白戦では縦関係の右ウイングにFW本田圭佑が入った。「(本田)圭佑くんが中で受ければ、圭佑くんがチャンスに絡む場面も増える。厳しいときに自分の動きでサポートしたり、そのあたりの連動性を大事にしたい」とイメージを膨らませた。

 練習ではサイドバックがオーバーラップからクロスを上げる形も確認。「前に行くのは自分の特長でもあるし、前に行ったときのアグレッシブさを出したい」。果敢な攻撃参加でアギーレジャパン初勝利に貢献する。

(取材・文 西山紘平)

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