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[EURO予選]代表選手は消防士や警察官、ジブラルタルが歴史的一戦…今後はドイツとも対戦

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 EURO2016予選が7日に開幕した。予選は2015年11月まで行われ、2016年6月にフランスで開催される本大会出場を目指し、欧州の強豪たちが火花を散らすことになる。

 そんな中で歴史的な一戦も行われた。今年5月のUEFA総会で加盟申請が受理され、54番目の加盟協会となったイギリス領ジブラルタルが初の公式戦に臨んだ。

 ジブラルタルはイベリア半島の南東部に位置する小さな地域。現在もスペインとイギリスの間で領土権争いが存在するなど、難題を抱えている。人口は3万人程度で、英語を公用語としている。

 EURO予選のD組を戦う同代表は、ポーランド代表と対戦。ホーム開催となったが、本拠地は現在工事中ということで、ポルトガル・アルガルベで試合を行った。前半を何とか1失点でしのいだジブラルタルだったが、後半にFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に4ゴールを許すなど、試合は0-7の大敗に終わった。

 しかしこれは健闘とも言える結果だ。実は同代表はメンバーのほとんどがアマチュアで、消防士や警官、運送業を営む人など、様々な職種の人たちの混成チームとなっている。プロ選手は2名しかいなかった。

 同組には世界王者ドイツ代表がいることから、今後の対戦に注目が集まることは必至。ドイツ代表との対戦は11月14日に控えている。


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