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年長者の誓い、U-21日本代表DF遠藤「チームを良い方向に導く」

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 8月の福岡合宿をケガで棒に振った男が戻ってきた。DF遠藤航(湘南)はU-21日本代表へ久し振りの合流となったが、不安はなかったようだ。

「そこまで、焦りはなかったですね」と不参加となった福岡合宿当時を振り返ると、「湘南でしっかりとやっていれば、代表に呼ばれるチャンスはあると信じてやっていました」と語った。その言葉どおり、湘南では先発フル出場を続けて第27節栃木戦、そして直近の第30節松本戦ではゴールを奪うなどJ2で首位を快走するチームを力強くけん引し、U-21日本代表へ戻ってきた。

 そして久し振りの代表合流にも、「U-21日本代表のメンバーは、ほとんどがずっと一緒にやってきた選手ばかりで、特長も分かっています。ガチガチに緊張することもないし、良い意味でリラックスできていると思います」とチームの雰囲気にすんなり馴染んだと話した。

 U-21日本代表ではMF大島僚太とともに93年の早生まれで、学年的には一番上の選手になる。「キャプテンは(明後日の)練習試合ではっきりさせる」と手倉森誠監督が語っているように、まだU-21日本代表のキャプテンは決まっていない。遠藤は「もちろん、キャプテンを任されたら任されたで、自分のやるべきことをやりたいと思う」と意気込みを示した。

 だが一方で、キャプテンマークを巻かなくても気持ちは変わらないと話している。「チームを引っ張って行きたい気持ちはありますが、それはキャプテンに指名されなくてもできることだと思います。どちらにせよ、年齢も一番上になるので普段の練習からチームを良い方向に導けるようにやっていければと思います」と語ったようにチームの先頭に立ってアジア大会に挑む。

(取材・文 折戸岳彦)

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