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水本が約6年半ぶりの代表戦先発か「常に準備はしている」

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 日本代表DF水本裕貴(広島)が約6年半ぶりの代表戦先発を果たしそうだ。5日のウルグアイ戦(0-2)では出場機会がなかったが、ハビエル・アギーレ監督は9日のベネズエラ戦(日産ス)を前に全選手を起用する考えを明言。7日の紅白戦では主力組でDF吉田麻也とセンターバックを組んでおり、先発出場の可能性が高まっている。

 昨年2月6日のラトビア戦以来、約1年7か月ぶりの代表復帰を果たした水本だが、国際Aマッチ出場となれば、後半開始から途中出場した2012年9月6日のUAE戦以来、約2年ぶり。先発となれば、岡田武史元監督時代の2008年2月17日に行われた東アジア選手権の北朝鮮戦までさかのぼる。

 実に2396日ぶりとなる先発チャンスを前に「常に準備はしているし、チャンスをもらえるのであれば、自分らしく、しっかりしたプレーを出せれば。とにかくいい準備をしたい」と意気込みを口にした。

 アギーレ監督は練習からセンターバックの選手に対し、チャンスがあれば、1本のパスで最終ラインの背後を狙うようなロングフィードも求めている。ビルドアップ時にはアンカーの選手が最終ラインの中央まで下がり、両センターバックが開いて持ち上がる場面もあり、攻撃の起点としても期待される。

「クラブでも裏を狙う意識はよく言われているし、練習から意図をくみ取っていかないといけない。僕らのポジションが一番プレッシャーは薄いし、チャレンジするパスは必要だと思う」

 ベネズエラ戦3日後の12日には29歳の誕生日を迎える。MF長谷部誠の途中離脱もあり、今回のメンバーではGK川島永嗣に次ぐ年長2番目。フィールドプレイヤーに限れば最年長となったセンターバックが、攻守でアギーレジャパン初勝利に貢献する。

(取材・文 西山紘平)

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