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ドルトムントCEO:「香川に時間を与えるべき」

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一方、プレースタイルに馴染む時間は必要なし

 ドルトムントMF香川真司は、ブンデスリーガ次節の出場が濃厚になっている。ハンス・ヨアヒム・バツケCEOは、ドイツ『バルト』で「香川に時間を与えなければいけない」と慎重に語りながらも、ドルトムントのプレースタイルをすでに知っていることが「アドバンテージになる」との見解を示した。

 7日に行われたEURO2016予選グループD第1節のスコットランド戦で、ドルトムントに所属するドイツ代表MFマルコ・ロイスが負傷。昨シーズン後半戦からクラブで主にトップ下として起用されてきたロイスは、4週間以上の離脱になると見られる。

 ロイスとのリンクアップも注目されていた香川だが、2人の連係のお披露目は秋に持ち越されることになった。それでも、香川の古巣復帰戦は13日のフライブルク戦になることがほぼ確実と見られている。この一戦でいきなりの先発起用される可能性も高まっている中、バツケCEOは慎重だ。

「香川には時間を与えなければいけない。土曜日にプレーするかどうかは(ユルゲン・クロップ)監督が決める。香川が能力を何も失っていないのは確かだ。彼はイングランドで、実はみんなが思っている以上にプレーしていたけど、自信を少し失ったかもしれないね」

「マンチェスター・ユナイテッドでは全体的に彼が想像していたようにうまくいかなかった。我々は、彼が自信をつけられるようにしている。ここでは彼は(クラブ内外の歓迎)ムードにも助けられている。ここの人々は2年間、彼のことを恋しがったんだ。今、現地はものすごく盛り上がっているよ」

 香川の古巣復帰が発表されてから、通常より遥かに多くの観客がドルトムントの練習場に訪れている。バツケCEOは、ファンの気持ちにも理解を示しているようだ。

「真司は我々が大きな成功を手にした時期の我々の10番(トップ下)を務めていた。みんなの想像力が刺激されるのも当然だよ。でも我々は過剰の期待が彼にとってプレッシャーになることは避けたい」

 一方で同CEOは、サッカーのみにおいては香川は馴染むための時間をそれほど必要としないと考えている。

「(新選手は)我々の特殊なプレースタイルには慣れなければいけない。しかし彼はもうそれを知っている。それはアドバンテージになるね」

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