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南野が公式戦4戦連発!!C大阪は大熊新監督の初陣飾り8強へ

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[9.10 天皇杯4回戦 C大阪2-0磐田 ヤンマー]

 天皇杯は10日、各地で4回戦を行い、セレッソ大阪ジュビロ磐田に2-0で快勝し、2大会ぶりの8強入りを決めた。8日に就任が発表されたばかりの大熊裕司新監督の初陣を飾り、残留争いが続くJ1リーグ戦にもつなげる勝利を挙げた。

 2日前にマルコ・ペッツァイオリ前監督との契約解除を発表し、アカデミーダイレクター兼U-18監督を務めていた大熊氏が新監督に就任したC大阪。日本代表に選出されながら5日のウルグアイ戦、前日9日のベネズエラ戦ともに出場機会のなかったMF扇原貴宏も先発出場した。

 若きエースが決めた。前半30分、MF楠神順平のドリブル突破から横パスをMF南野拓実が右足ダイレクトで振り抜く。PA手前から放ったグラウンダーのミドルシュートがゴール右隅に突き刺さった。南野はリーグ戦、ナビスコ杯を含めて公式戦4試合連続のゴール。新監督初陣で貴重な先制点を奪った。

 前半は中盤での単純なパスミスが目立ち、磐田に攻め込まれる時間もあったC大阪だが、1点リードで折り返した後半はリズムよく攻撃を仕掛ける。後半10分、相手のミスを突いて高い位置でボールを奪った南野の右クロスからFW永井龍がヘディングシュートを放つが、ゴール左へ。同13分には永井の強烈なシュートをGKが弾いたこぼれ球にDF酒本憲幸が詰めたが、シュートはわずかに枠を捉え切れなかった。

 それでも後半19分、右サイドのスペースに飛び出したDF小谷祐喜のクロスボールをゴール前で受けた永井がDFを背負いながら強引に反転し、右足でシュート。豪快に叩き込んだ永井の今季公式戦初ゴールでC大阪が2-0とリードを広げた。

 後半24分には扇原の右CKに合わせたFW杉本健勇のヘディングシュートがクロスバーを直撃。3点目こそ奪えなかったが、その後も危なげなく試合を進め、2-0の完封勝利。準々決勝進出を決めたが、南野は試合後のインタビューで「リーグ戦で勝てていないので、この勢いをリーグ戦に持っていけたらと思う」と笑み一つ見せることなく、表情を引き締めていた。


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