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U-21代表MF矢島「4-3-3はいろいろな所にトライアングルやダイヤモンドを作れるシステム」と歓迎

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[9.10 トレーニングマッチ U-21日本代表0-0全日本大学選抜]

 後半から出場したMF矢島慎也(浦和)は4-3-3の左ウイングでスタート。「前半はあまりシュートまで行けていなかった。シュートの形まで持って行けないと点が入らない」と、積極的にゴールに向かっていった。

 まずは後半4分にペナルティーエリア内に侵入してシュート。その後も右ウイングのMF金森健志(福岡)とポジションを入れ替えるなど工夫をしながら打開策を探り、30分過ぎからは立て続けに2本のシュートを打ち、相手ゴールを脅かした。

 とはいえ、得点が決まらなかったことは残念だ。「チームとしてもチャンスは作っていたけど、それだけでは意味がない。決め切れていないということは力不足なので、チームとしてもっと練習でやらないといけないと思う」と反省点を口にする。

 一方で、4-3-3というシステムには手応えも魅力も感じている。「4-3-3は、色々なところでトライアングルやダイヤモンドを作れるフォーメーション。一番ボールが回りやすいと感じている」と言う。

 前夜は日本対ベネズエラ戦を宿舎でテレビ観戦した。ゴールを決めたMF武藤嘉紀(F東京)、MF柴崎岳(鹿島)の22歳コンビは年齢では2つ上だが学年は1つしか変わらない。「自分とほぼ同じくらいの年齢の選手が引っ張っていたのですごいなと思った」と大いに刺激を受けている。だが、今はU-21日本代表のメンバーとしてアジア大会で連覇を達成するという明確なターゲットがある。「自分は目の前のことを一つひとつやっていきたい」と足元をしっかりと見つめている。

 アジア大会初戦まであとわずか。「準備期間は短い。チームが一つにまとまらないといけない。一人一人がそういう意識を持ちながら大会を戦っていけるようにしたい」と力強く言った。

(取材・文 矢内由美子)

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