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逆襲はこれから…新生大熊C大阪がリーグ戦4か月ぶり勝利で残留争い混とん

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[9.13 J1第23節 C大阪2-0柏 ヤンマー]

 セレッソ大阪がホームで柏レイソルを2-0で下した。C大阪のリーグ戦の白星は5月3日の名古屋戦以来、12戦ぶり。順位こそ変動はなかったが、13位の清水から16位のC大阪まで勝ち点2差にひしめく大混戦。ようやく降格圏脱出の可能性が見えてきた。

 C大阪は8日に今季2度目となる監督交代を発表。マルコ・ペッツァイオリ監督を解任し、アカデミーダイレクター兼U-18監督を務めていた大熊裕司氏を新監督に据えた。初陣となった10日の天皇杯4回戦磐田戦を2-0でものにしていた新生C大阪は、7日のナビスコ杯の川崎F戦も合わせると、公式戦3連勝となった。

 序盤は五分の展開だった。C大阪は公式戦4戦連発中のMF南野拓実が積極的にゴールを狙う。しかし23分のMF扇原貴宏のロングパス一本で南野が抜け出すが、シュートは惜しくも左サイドネットに外れてしまった。

 しかし前半のうちにC大阪が先制点を奪う。44分、右サイドからのFKを獲得すると、DF酒本憲幸がゴール前に蹴り入れる。これにFW杉本健勇が打点の高いヘディングシュートで合わせて、試合を動かす得点を奪った。

 後半に入るとC大阪が追加点を奪う。後半18分、MF楠神順平の横パスを受けたFW永井龍がDFを背負いながら反転シュートで豪快にゴールネットを揺らした。子のリードを守り抜いたC大阪はリーグ戦では約4か月ぶりの勝利を挙げた。

 まだ順位的には降格圏に沈んでいるC大阪だが、若いチームだけに勢いに乗れば、一気に立て直しを図る可能性も秘めている。さらに勢いに乗るという意味では、次節のG大阪との大阪ダービーはもってこいだ。決勝点を奪った杉本は「まだ僕らは1勝しただけ。目標は高いところにある。次はダービーですし、僕が点を取って勝たせられるように頑張りたい」と闘志を燃やしていた。

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