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ドローを悔やむ神戸MF森岡「勝てなかったのは僕の責任」

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[9.13 J1第23節 F東京1-1神戸 味スタ]

 前半、ヴィッセル神戸は試合の主導権を握り、FC東京を圧倒した。その中でMF森岡亮太は確かな存在感を放ったが、安達亮監督は納得していない。「今日は正直、あまり良くないですね。残念です」と、ばっさり。その後、「ただ、ボールは収まるので。今日の相手であれば、あいつの力がフルに出せれば決定的な仕事で最後を仕上げることが日本代表にも選ばれたところなので。それが発揮できなかった」と、評価理由を明かした。

 優勢に試合を進めながら、勝ち点1を得るにとどまった。それでも、森岡は「内容はすごい良かったですし、自分たちが今シーズンやりたいこと、自分たちがポゼッションしながら試合をコントロールするプレーが、かなり体現できた試合だったと思います。それが90分通して、ほとんどできたことは良かったと思います」と、前向きに振り返る。

 ただし、自身のプレーについては指揮官同様に満足できていないようだ。

「チームがこれだけ良いゲームをできたなかで勝てなかったというのは、僕の責任。決定機も精度の部分がまだまだ足りませんし、そこは疲れている疲れていないは関係なく、しっかりこだわっていきたいところ。(代表から戻るのは)初めての経験ですが、今日はチームが良いサッカーをできていましたし、特にきついなという感じはありませんでした」と言い、「やっぱり最後のところで、もう少しいい形をつくれたんじゃないかと思います。ただ、勝てなかった試合はそういうふうに思いがちなので、こういうゲームができたことをポジティブに考えたいと思います」と、続けた。

 前半17分には、ドリブルから強烈なミドルシュートを放ったが、GK権田修一に阻まれた。「あのシーンとか、やっぱり決めきらないといけない。カウンターでしたけど、ポゼッションした中でああいうシーンもつくれたら、もっといいと思う。この内容で得点を決めきること。自分を含めて」と、チームの出来に手応えを口にしつつ、責任を口にしていた。

(取材・文 河合拓)
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