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柿谷出番なしのバーゼルは3戦ぶり黒星…レアル戦へ弾みつけられず

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[9.13 スイス・スーパーリーグ第8節 グラスホッパー・クラブ3-1バーゼル]

 スイス・スーパーリーグは13日、第8節を行った。日本代表FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルは敵地でグラスホッパー・クラブと対戦し、1-3で敗れた。前節ヤングボーイズ戦で今季2点目を挙げた柿谷はベンチスタート。代表戻りということでコンディション面を考慮され、6試合ぶりの出場なしに終わった。

 2連勝中のバーゼルは試合の入りが悪く、攻め込まれる時間が続く。すると前半12分、ルーズボールを拾ったFWモアネス・ダブールのドリブル突破はPA内でMFダビデ・カラがスライディングで止めたが、こぼれ球をFWアナトール・エンガムコルに右足で決められて先制点を許した。

 出鼻をくじいたバーゼルも反撃に出る。前半29分、MFルーカ・ズッフィの浮き球パスをカラが頭で折り返して、FWシュケルツェン・ガシがヘディングシュート。これがゴールネットを揺らすもオフサイドの判定でノーゴールだったが、同39分に同点に追いついた。縦パスを入れたMFマティアス・デルガドが、リターンを受けてスルーパス。これをズッフィが右足で押し込んで1-1と試合を振り出しに戻した。

 しかし、前半終了間際の45分、DFミハエル・ディンフスダーフの遠い位置からのFKが直接決まって、1-2で前半を折り返したバーゼル。後半開始から猛攻を仕掛けるがグラスホッパーの堅い守備をなかなか突破することができない。後半17分には、FWマルコ・シュトレラーとFWデルリス・ゴンサレスの前線の2選手を投入し、さらに攻勢を強めた。

 それでも同点ゴールを決められずにいると後半27分、前がかりになっていたDFの裏を突かれて、FWモアネス・ダブールがGKと1対1となり、横パスをDFミヒャエル・ラングに無人のゴールに流しこまれ、1-3。さらに同38分にはカラがこの日2枚目の警告を受けて退場となり、残り時間を10人で戦うこととなった。

 その後、バーゼルはロングボールを多用し、ゴールに迫る。後半アディショナルタイムには、デルガドのスルーパスに抜け出したゴンサレスが左足でシュートを放つが、GKの好守に阻まれ、1-3のまま試合終了。3試合ぶりの黒星を喫したバーゼルは、嫌な流れで16日の欧州CLグループリーグ第1戦、昨季王者レアル・マドリーとの一戦を迎えることとなってしまった。


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