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[MOM311]法政大MF黒柳駿(2年)_リーグ戦初先発で決勝点

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.13 関東大学リーグ2部第13節 青山学院大 1-3 法政大 保土ヶ谷]

 リーグ戦初先発のMFが法政大に決勝ゴールをもたらした。1点ビハインドを後半15分に取り戻した法大は直後の17分、MF高橋健哉(4年=横浜FMユース)のスルーパスにMF黒柳駿(2年=浜松開誠館高)が反応する。2列目から飛び出したMFは右中間から右足で勝ち越し点となる一撃をゴール左隅へ流し込んだ。

 黒柳はリーグ戦初出場だった前節・東京学芸大戦でFW相馬将夏(4年=東京Vユース)のゴールをアシスト。その試合でも2列目から飛び出してシュートを打ちこんだ黒柳だったが、初得点は持ち越しになっていた。ただ初先発を果たした試合で勝負を決める決勝点。チームの勝利に貢献した背番号29は「難しい試合だったんですけど、チーム一丸となってできた。リーグ戦初めてで緊張もあったんですけど、自分の良さを出せてよかった」と喜んだ。

「走り回って粘り強く相手に食らいついていくことが自分の良いところだと思う」という黒柳は、中盤を走り回ってプレッシングの連続。高い位置でボールを奪い、拾っていたほか、素早く守備のバランスを取って、相手の攻撃をスピードダウンさせるなど貴重な存在となっていた。そしてゴールという大仕事もしてのけて勝利に貢献。足を攣らせて後半28分に途中交代したが、長山一也監督は「役割を全うしてくれた。足攣りましたけれど、彼はやることやって足攣ったので、それはそれで出し惜しみなくやってくれたと思います」と讃えていた。

 準優勝した総理大臣杯では2試合に途中出場。そこからまた台頭し、チーム力を高めている黒柳は「後期全勝するつもりで戦っていきたい」と力を込めた。現在チームは2位・神奈川大と勝ち点1差の3位。目標の1部昇格へ向けて、黒柳は持ち味の運動量を発揮してチームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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