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[アジア大会]なでしこキャプテン宮間「今のメンバーで自分たちらしさを」

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[9.15 アジア大会GL第1戦 日本女子0-0中国女子 南洞]

 キャプテンマークを巻いた日本女子代表(なでしこジャパン)のMF宮間あやはスコアレスドローに終わった中国戦を、「新しいメンバーで日数も少ない中、負けなかったことは前向きに捉えたい」と振り返った。

 序盤からボールを保持する時間が長くなったなでしこは、ボランチの宮間とMF阪口夢穂を中心としたパスワークで中国守備陣を崩そうと試みた。しかし、連係が合わない場面やパスミスもあり、なかなかシュートまで持ち込むことができなかった。

 宮間は「まだどこでボールをもらいたいのか、つかめていない部分があります」とチームが発展途上であることを話すと、「でもつかめていないではすませられない問題なので、練習を重ねて次の試合には良い準備をしたい」とチームとして成長することの重要性を説いた。

 それもそのはずだ。今大会はFIFAの設定する国際Aマッチデーではないこともあって欧州組は招集できず、国内のベテラン勢も招集が見送られ、初選出3選手がいるなどなでしこでの経験値が少ない選手も多数招集されている。

 しかし、言い訳はできないと宮間は話した。「メンバーも大きく変わっていますが、自分たちらしさを出さないといけません。いない選手の代わりではなく、今の皆でどういうサッカーをするかが大事です」。キャプテンは今いるメンバーで新たなサッカーを作り上げていこうと決意している。

(取材・文 折戸岳彦)

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