beacon

[CL]クロップ:「永久保存版にしたい試合だった」 香川欠場にも言及

このエントリーをはてなブックマークに追加

アーセナル戦勝利に満足

 ドルトムントは16日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第1節でアーセナルに2-0と勝利を収めた。ユルゲン・クロップ監督は満足感をあらわにしている。

 前半終了間際にFWチーロ・インモービレのゴールで先制したドルトムントは、後半の立ち上がりにもFWピエール・エメリク・オーバメヤンが追加点。強敵相手の開幕戦で白星発進に成功した。

 クロップ監督は試合後、ドイツ『スカイ』で次のように話している。

「今日は“プレッシング・マシーン”としてプレーしたかった。それを完璧に近い形で表現できたと思う。プレスや“ゲーゲンプレッシング”をかけたいくつかの場面を、私は長く覚えているだろう。私が好むサッカーをできたんだ」

「スペースを見つけ、それを利用した。我々は相手にとって嫌な相手となり、決心を持ちながらプレーしたんだ。すべてを出し切る姿勢で挑んだよ。それらすべてに満足している。今日のゲームは、私にとって永久保存版としてとって置きたい試合だ」

 インモービレは移籍してから公式戦で初のゴールだ。クロップ監督はこう称賛している。

「先週代表でゴールを決めてから、チーロは気持ちを入れ替えたようだね。誰かにリラックスするように言われたのかもしれない。通常、ドルトムントの新しいストライカーは馴染むまでに時間がかかるとね。彼は明確に前進したと思うよ」

「彼は週末の試合で数分間しかプレーしていないから、疲れもなかった。そして、先制点をどうしても決めようと思っていたようだね」

そのインモービレとオーバメヤンが高い位置でプレスをかけ続けたことが、勝利につながったと見ているようだ。

「アーセナルがプレーを組み立てようとするときに、チーロとオーバ(オーバメヤン)が見せたプレーが、この試合を決定づけたね。(ローラン・)コシールニーや(ペア・)メルテザッカーらに、後ろからパスを出させていない。(ジャック・)ウィルシャーや(ミケル)・アルテタも封じたため、彼らのプランどおりにプレーさせなかった」

 負傷者8人のドルトムント。クロップ監督は離脱者の早期復帰を望んでいることを強調した。

「もちろん、彼らがいないのは望ましくない。やはり、多くの選手を欠いていると、毎日の練習やそのほか様々なところで困るからね。試合になれば、そこにいない選手のことは一切考えない。考えるのは実際プレーできる選手たちだけとなるからだ」

「でもこれから、16、17日間で5試合が我々を待っている。まったくオプションがないわけではないが、多くの選択技を残しているわけでもない。だから今は、みんなが戻るまで、何とか戦い抜くことになる」

 復帰戦で脚をつったMF香川真司も、ベンチ入りはしたが出場しなかった。

「フライブルク戦のあと、我々がシンジを欠くことはできないと思っていた人もいたかもしれない。彼の良いプレーには、もちろん喜んでいる。でも、彼が出場できなくても、我々が良い試合を見せられることにも喜んでいるんだ」

「今日は良い形でCLに入ることができた。アーセナルは簡単に勝てる相手ではない。だが我々は、その彼らを相手に全力で戦い、妥当な勝利を手にしたんだ」

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
欧州CL14-15特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP