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[スポ東]攻撃陣機能せず 優勝遠のく厳しい敗戦

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[9.13 第88回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部リーグ第13節 東洋大0-2関学大]

 後期開幕戦を白星で飾り、勢いに乗りたい首位・関学大との大一番だったが、18分にセットプレーから失点を許す。後半にも追加点を許してしまうと、相手の組織的なディフェンスに後半はシュート1本に抑えられ、0-2で敗戦。首位の背中が遠のく一戦となってしまった。

東洋大0-2(0-1)関学大


<出場メンバー>
▽GK
伊藤俊祐(1年=柏U-18)
▽DF
石坂元気(3年=広島ユース)
瀧澤修平(3年=東洋大牛久高)
郡司昌弥(3年=柏U-18)
77分→星清太(2年=関東一高)
池田稔樹(3年=桐生一高)
▽MF
徳市寛人(2年=東福岡高)
81分→飯野峻地(4年=大宮ユース)
川森有真(4年=広島ユース)
77分→佐々木雅人(4年=西武台高)
斉藤昂太(4年=八千代高)
仙頭啓矢(2年=京都橘高)
▽FW
遊馬将也(3年=武南高)
平石直人(4年=帝京高)

 優勝を狙うには絶対に落とせない大一番は時折強い風が吹く中、お互いに出方をうかがう穏やかな立ち上がりとなった。東洋大のファーストシュートは6分、斉藤から仙頭に縦パスが入ると、裏に走り出した遊馬へスルーパスを送る。しかし、左足のシュートは力なくキーパー正面へ。なかなか相手の守備を崩せずにいると、次第に縦に速いサイド攻撃に手を焼く展開になる。すると18分にクリアミスから与えたCKからこぼれ球を押し込まれ、先制点を奪われてしまった。なんとか前半のうちに追いつきたいところであったが、前節のハットトリックで得点ランク2位に躍り出た好調・遊馬は相手の厳しいマークに苦しめられる。ボールは保持するも最後の崩しのアイデアを欠き、シュートまで持ち込めない。得点源を封じられた前半は1点ビハインドで折り返す。

 迎えた勝負の後半、川森がドリブルでペナルティエリアに侵入するも、シュートは打てず。56分には徳市の落としたパスを平石が狙うも枠は捉えられない。両サイドからチャンスを作り出し得点の匂いもし始めた61分、前がかりになった一瞬の隙を首位のチームは見逃さなかった。カウンターからロングボール一本で抜け出されると個人技で突破され、痛恨の追加点を奪われてしまう。2点を追う中、川森と平石のポジションを入れ替え好機を探る。68分、右サイドを平石が得意のドリブルで抜け出すとクロスを川森が折り返すと、遊馬の下にこぼれた。この試合一番の決定機もシュートフェイントを相手DFに読まれてしまい得点には至らず。その後のピンチを伊藤のビッグセーブでしのぐも最後まで攻撃の糸口はつかめず0-2で敗戦。目標に掲げていた優勝に暗雲が立ち込める厳しい結果となった。

 「相手との差というより自滅」と古川監督が振り返るように、課題であった安易な形からの失点でみずからの首を絞めた試合となってしまった。攻撃陣もエースを封じられ、得点のバリエーションに課題を残す。攻守共に求められるのは「冷静かつ大胆に」という古川監督の言葉に凝縮されている。もう遠くを見つめてはいられない。まずは次節の法大戦。目先の1勝に全力を注ぎ込む。

[写真]斉藤は中盤で好機を演出した

(文 スポーツ東洋 横井喬)
(写真 山本純平、国府翔也)

[次節試合予定]
第14節・9月20日法大戦(13:50@青学大緑ヶ丘G)

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