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[コマスポ]上位チーム相手に価値あるドロー

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2014第88回関東大学サッカーリーグ1部・第13節は9月14日、日立市民運動公園陸上競技場で駒澤大VS早稲田大戦が行われた。駒大は前節の後期リーグ開幕戦、黒星スタートとなってしまった。インカレ出場へ向け、上位追撃を狙う駒大にとっては何としても連敗を避けたい今節。試合は8分に先制を許すも、その直後にMF平野篤志(2年=大宮ユース)がドリブル突破から同点弾を挙げる。だが、25分に追加点を奪われ1-2で前半を折り返す。後半は開始早々、平野のクロスをMF小牧成亘(4年=ルーテル学院高)が押し込み同点に。その後、両チームともに粘り強い守備でゴールを割らせず2-2で試合終了。多くの得点機を逃してしまっただけに、悔しい結果となった。

 開始直後の8分、いきなり試合が動く。右サイドからクロスが上がると、ファーサイドに走り込んだMF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)に強烈なシュートを放たれ、先制点を許してしまう。だが失点直後の12分、平野がドリブルで相手DFをかわし同点弾を叩き込む。その後、追加点を狙い両チームともに攻勢に転じるが、先に好機をものにしたのは早大だった。25分、DFの裏を取られ宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)に確実に決められてしまう。41分にはゴール前の混戦からFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)にボールが渡り、フリーでシュートを放つが、僅かに枠をとらえきれない。駒大にも度々、決定機が訪れたが「簡単なミスが多く、しっかりとプレスがいけなかったので、相手に自由にプレーさせてしまった」と小牧が振り返るように、早大優位で前半を折り返した。

 後半は「勝ちたいというのが後半は伝わってきた。そういうサッカーをずっとやってくれたら」と秋田浩一監督が話す通り、前半とは打って変わって立ち上がりから駒大がペースを掴む。そして47分、待望の点が生まれる。小牟田がためを作り、右サイドのスペースに展開。そこに走り込んだ平野が入れたクロスを小牧が足で合わせ再び同点に。主将のDF平尾優頼(4年=市立船橋高)「サイドチェンジした時のスピードアップが怖かったので、サイドチェンジをさせないことを心掛けたら、上手くハマった」と語るよう、前半に比べ守備面も安定し、駒大が優位に試合を進めていく。56分、小牟田がゴール目前でボールを受け、放ったシュートは相手GKの好セーブに阻まれる。更に90+2分、小牧のシュートはGKの足元を抜けるも早大DFが必死のカバー。ゴール目前に迫り続けるも、逆転弾を挙げられないまま2-2で試合終了。

 平尾主将は試合後に「1人1人が頑張れば、それなりに上位チーム相手でも戦えることがわかった。勝ちたかったが、意味のある試合になった」とコメント。次こそは勝点3を手にしてほしい。

(文・駒大スポーツ 向江凌理)
(写真・同 権平雅大)

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