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マドリー、巨額の負債を認める

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総額6億2000万ユーロ、その内3億6100万ユーロが流動負債

 20日付のスペイン『アス』は、レアル・マドリーが6億2000万ユーロの負債を抱えていると認めたことを報じた。

 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長に批判的なスタンスを取り、同クラブが巨額の負債を抱えていることを報じ続けていた『アス』。同紙によれば、マドリーは21日のソシオ(クラブ会員)総会における2013-14シーズンの収支報告を前に、ソシオに対して総負債が6億2000万ユーロあることを事前に知らせたという。負債の内訳については、3億6100万ユーロが流動負債で、2億4100万ユーロが長期負債とのことだ。

 6億2000万ユーロという負債額だが、2012-13シーズンに抱えていたとされる5億4100万ユーロと比べて11%増えたことになる。ペレス会長はクラブの昨季総収入が6億400万ユーロであることを強調したが、『アス』によれば実際の総収入は5億5000万ユーロであり、収入増は5%程と典型的なマイナス成長。以前には、毎年平均で12%程収入を増やしてきたマドリーだが、ここにきて勢いが衰えている。また運転資本はバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドなどプラスのクラブがあるのに対し、昨季のマドリーはマイナス1億ユーロだったとされる。

 なおバルセロナ大学の経済学部のホセ・マリア・ガイ教授は以前に、「このまま負債が増え続ければ、マドリーはSAD(スポーツ株式会社)になる必要がある」と、マドリーがバルセロナ、アスレティック・ビルバオ、オサスナとともに維持するソシオ制を捨て去る必要性を強調していた。

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