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岡崎2戦連発で“シンジ対決”制す!!香川途中交代、丸岡がブンデスデビュー

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[9.20 ブンデスリーガ第4節 マインツ2-0ドルトムント]

 ブンデスリーガは20日、第4節2日目を行い、FW岡崎慎司の所属するマインツはホームでMF香川真司の所属するドルトムントと対戦し、2-0で勝った。岡崎は1トップでフル出場し、後半21分に2戦連発となる決勝点。香川はトップ下で先発したが、得点に絡めず後半20分に途中交代となり、ドイツ国内でも注目を集めた“シンジ対決”は岡崎に軍配が上がった。ドルトムントは3試合ぶりにベンチ入りしたMF丸岡満が後半35分から途中出場し、ブンデスリーガデビューを果たしている。

 岡崎は前半8分、ロングボールから左サイドのスペースに飛び出し、ドリブルで仕掛けてFKを獲得。香川も同14分に自陣からドリブルで中央を駆け上がり、右サイドに展開すると、MFピエール・エメリク・オーバメヤンのクロスにFWアドリアン・ラモスが飛び込んだが、ダイビングヘッドは枠を捉え切れなかった。

 拮抗した試合展開が続く中、マインツは前半36分に右サイドのスローインからこぼれ球を岡崎が右足アウトサイドで捉える。意表を突いたシュートだったが、GKロマン・バイデンフェラーの好セーブに阻まれた。ドルトムントも同40分、DFウカシュ・ピシュチェクの右クロスに合わせたアドリアン・ラモスのシュートが右ポストを直撃する好機をつくった。

 スコアレスで折り返した後半もなかなかゴールが生まれない。ドルトムントは後半8分、左サイドをえぐったMFケビン・グロスクロイツのマイナスの折り返しにアドリアン・ラモスが左足で合わせるが、DFジュニオール・ディアスがブロックした。なかなかリズムが上がらないドルトムントは後半20分に2選手を同時交代。香川、アドリアン・ラモスが下がり、MFヘンリク・ムヒタリアとFWチーロ・インモービレがピッチに入った。

 すると、その直後の後半21分だった。マインツはGKからのパントキックをつないで右サイドに展開。MFハイロ・サンペリオの折り返しを岡崎が滑り込みながら右足で流し込み、ゴールネットを揺らした。岡崎の2戦連発となる今季4得点目でついに均衡が破れた。

 ドルトムントは後半24分、CKのセカンドボールを拾ったインモービレのシュートが岡崎のハンドを誘ってPKを獲得するが、インモービレが自ら狙ったキックはGKロリス・カリウスがビッグセーブ。後半29分にはDFマティアス・ギンターのオウンゴールで0-2とリードを広げられた。

 後半35分には最後の交代枠を使い、MFスベン・ベンダーに代えて丸岡を投入。今年1月にC大阪から期限付き移籍で加入した18歳のMFがブンデスリーガデビューを果たした。必死の反撃を見せるドルトムントだが、最後まで1点が遠く、0-2の零封負けで3試合ぶり今季2敗目を喫した。


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