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10人のマンCはランパードの恩返し弾でチェルシーと分ける

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[9.21 プレミアリーグ第5節 マンチェスター・C 1-1 チェルシー]

 プレミアリーグは21日、第5節2日目を行い、マンチェスター・シティチェルシーが対戦した。昨季王者のマンチェスター・シティと現在首位のチェルシーによる上位対決は、1-1の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合っている。

 ホームのシティはFWセルヒオ・アグエロとFWエディン・ジェコの2トップに加え、MFヤヤ・トゥレも先発に復帰し、攻撃的な布陣で試合に臨んだ。対する首位のチェルシーは、中盤にMFラミレス、MFウィリアンという運動量と守備に定評のあるブラジル代表2選手が2列目に入った。また、昨季までチェルシーでプレーし、今季からシティに加入したMFフランク・ランパードは、ベンチスタートとなっている。

 序盤はシティがボールを保持し続け、チェルシーは堅い守備でそれを受け止める。前半8分にはCKからヤヤ・トゥレのヘッドが枠に飛んだが、GKティボー・クルトワに正面で抑えられた。ほぼ自陣に張り付けられていたチェルシーも、ようやく20分過ぎにボールを回すようになるが、DFバンサン・コンパニ、加入後初出場のDFエリアキム・マンガラを中心とするシティの守備を前に、決定機はつくれない。

 堅い試合展開となった中、チェルシーは45分にCKを得ると、DFブラニスラフ・イバノビッチがヘッド。折り返したボールにFWジエゴ・コスタが反応したが、MFフェルナンジーニョが触ってコースを変えていたため、わずかに届かなかった。このまま前半は得点が動かないまま、前半を終えている。

 後半の立ち上がりも、シティが優勢に試合を進める。しかし、なかなかシュートまで持ち込めなかったが、10分にCKの跳ね返りをフェルナンジーニョがシュートしたが、わずかに左に逸れる。同12分にもシティは波状攻撃を見せ、PA内でアグエロが左足でシュートしたが、GKクルトワに防がれた。

 優勢に試合を進めたシティだったが、後半21分、ジエゴ・コスタに対してDFパブロ・サバレタが後方からタックル。これにジエゴ・コスタが反発し、一触即発の状態になる。両者に警告が出されたが、サバレタはすでに警告を受けていたため、退場となった。シティはジェコを下げて、DFバカリ・サニャを投入して、サバレタの抜けた穴を補填した。

 数的優位に立ったチェルシーは、後半26分、自陣からのロングカウンターから先制点を決める。アザールのサイドチェンジが、MFセスク・ファブレガスに渡り、攻撃参加したイバノビッチが、ジエゴ・コスタにつなぐ。最前列に途中出場のMFアンドレ・シュールレが走り込んでいたが、ジエゴ・コスタは右に展開。走り上がったアザールがボールを受けて、ゴール前にクロスを入れる。これにシュールレが合わせて、ゴールネットを揺らした。

 先制されたシティは、フェルナンジーニョを下げて、MFヘスス・ナバスを投入して反撃に出ようとする。後半32分には、チェルシーがセットプレからジエゴ・コスタがヘディングシュートを放ったが、GKジョー・ハートに抑えられた。さらにシティは33分、左SBアレクサンダル・コラロフを下げて、ランパードを投入する。同36分には再びチェルシーがチャンスをつくる。セスクの縦パスを受けたジエゴ・コスタが1トラップからシュートしたが、右ポストに嫌われて5試合連続ゴールとはならなかった。

 後半40分、両チームのサポーターから拍手を受けてピッチに立ったランパードが、同点ゴールを決める。後方からダビド・シルバが出したロングボールを受けたMFジェームズ・ミルナーの折り返しに、ランパードが反応してDFジョン・テリーの前に飛び込みジャンピングボレー。これが決まり1-1の同点に追いついた。同44分にもランパードは、テリーのクリアーミスをシュートしたが、テリーの体に当ててしまった。このまま1-1で試合は終了し、両チームの勝ち点差は5のままとなっている。

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