beacon

[プレミアリーグEAST]流経大柏MF新垣が市船守備網破るスーパーゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.20 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 市立船橋高 1-1 流通経済大柏高 グラスポ]

 ジュビロ磐田内定のGK志村滉が守る市立船橋高ゴールを鮮やかな一撃で破った。前半20分、流通経済大柏高は左ショートコーナーからMF松本雅也(2年)がPA後方へパスをつなぐと、MF新垣貴之が左中間から左足ダイレクトでシュート。PA内の選手と被ってインパクトの瞬間が見れずにやや反応が遅れた志村に対し、シュートはGKから逃げていくような軌道を描いてそのままゴール右隅へ突き刺さった。

 市立船橋戦を前に徹底してセットプレーのトレーニングを行っていたという流経大柏。“スーパーゴール”で会場を沸かせた新垣は「トラップしちゃうと詰められちゃうので、収めながら(ダイレクトで打った)。いつも練習の時は浮いていたので、打つときは気をつけて打ちました。いいコースにいったので、気持ち良かったですね。DFがずっと集中してくれていたので、『ここで決めないと』と思っていたので、あそこで決められたのは大きかったと思います」と狙い通りのセットプレーと自身のファインショットで奪った1点を喜んだ。

 ただ、チームは後半追いつかれて引き分け。ファインゴールを決めた新垣だったが、勝負どころでもう1点取れなかったことを悔しがった。「1-1になった時にDF頑張っていたんでもう1点決めたかったですね。個人的にはもっと走らないといけない。チームのために。そしていつも結果を出せるように。チームとしては失点が多いので、甘いところを見つけてまた修正していかないといけない。1-0で勝つ試合がベストだと思いますね」。この後プレミアリーグ1試合を挟んで選手権予選に突入。「選手権はもう絶対に勝ちます。勝ちに行きます。(全国へ本田)監督を連れて行きたいですね」。ドリブルと献身的な走りが武器のMFは「いつも結果を出せる選手」になって、チームに多くの白星をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

TOP