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[アジア大会]鮮やかループのなでしこMF川澄「イメージどおり」

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[9.22 アジア大会GL第3戦 日本女子3-0台湾女子 文鶴]

 焦れるような展開が続く中、鮮やかな一撃を沈めた。前半32分までに2-0とした日本女子代表(なでしこジャパン)だったが、その後も主導権を握りながらも追加点を奪えない。しかし試合終盤の後半40分にFW川澄奈穂美が魅せた。

 左サイドのMF木龍七瀬が上げたクロスは相手GKのパンチングに遭うが、セカンドボールが川澄の下へ。胸トラップでボールを落ち着けると、右足から鮮やかな軌道を描くループシュートを放ちゴールネットを揺らした。

「クロスが上がった時に、良いところにいればこぼれ球が来るかなと思っていたら、しっかりそこにこぼれてきたので。阪口(夢穂)選手をイメージして(笑)。胸トラップから、力まずにコースを狙えたのは、一連の流れはイメージどおりできたと思います」と自画自賛の一撃を振り返った。

 3-0の完封勝利を収め、グループステージ首位での決勝トーナメント進出を決めたが、背番号9は気を引き締める。「決定機をしっかり決めて、得点を重ねなければいけないなっていう反省点はありました」と語ると、「修正点はすごく多いですが、与えられた時間の中でやっていくしかないです」と限られた時間の中でチームとして成長していくと決意を表した。

(取材・文 折戸岳彦)

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