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鹿島が2試合連続1-0勝利、仙台は5連敗…

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[9.23 J1第25節 仙台0-1鹿島 ユアスタ]

 J1に復帰した10年以降、最悪となる4連敗中の14位・ベガルタ仙台と4位・鹿島アントラーズとの一戦は鹿島が1-0で勝った。

 降格圏16位のC大阪と勝ち点2差の仙台と首位・浦和を勝ち点7差で追う鹿島。ともに終盤戦へ向けて勝ち点3の欲しい両チームの一戦はピッチの幅を広く使いながら、中外からチャンスをつくる鹿島が主導権を握った。

 鹿島は10分、敵陣右中間でFWダヴィとスイッチしたMF柴崎岳がそのまま駆け上がりスルーパス。これに反応したMF土居聖真がGKを右側からかわして決定的な右足シュートを放つ。鹿島は11分にも柴崎を起点とした攻撃からMF遠藤康のスルーパスでスペースを突いたダヴィが右足シュート。これをCB鎌田次郎のブロックで防いだ仙台は逆に14分にMF太田吉彰、19分にはFWウイルソンがシュートシーンを迎えるが、鹿島DFにブロックされてしまう。31分にウィルソンのシュートのこぼれ球をMF梁勇基が右足で打ち抜いたが、これもゴール上方へ外れた。

 柴崎、MF小笠原満男から好パスの出てくる鹿島の前に仙台は守備の連係の乱れも出てなかなかリズムを掴むことができない。すると鹿島は43分、GKから切り替え早くボールをつなぐと、小笠原が左オープンスペースへ縦パスを落とす。これをコントロールしたダヴィが中央へ折り返すと、ニアサイドへ飛び込んだ土居が1タッチでゴールへ沈めて先制した。

「1本目外していたので何とか決めてやろうというところで決められた。助けられたと思います」という土居の今季6得点目でリードを奪った鹿島は後半も土居の左クロスに右SB西大伍が飛び込み、MFカイオが頭で出したラストパスからダヴィが左足シュートを放つなど優勢に試合を進める。仙台は17分、古巣対決に燃えるMF野沢拓也がペナルティアークやや外側でFKを獲得。これを梁勇基が右足で狙ったが左ポストのわずかに外側へ外れてしまう。仙台は23分にも左サイドでウィルソン、FW赤嶺真吾とつなぎ、PAに野沢が飛び込んだが、スライディングで対応した西の好守によってシュートはゴール左へ外れた。

 左SB石川直樹や交代出場の右SB菅井直樹が攻撃に絡んで1点を狙った仙台は、31分に左サイドを突破したウィルソンのクロスに太田が決定的な形で飛び込むなどチャンスもつくり、後半アディショナルタイムにはFKからつないで最後は赤嶺がゴールへ押し込んだがオフサイドの判定でノーゴール。横浜FMをシュート1本に封じた前節に続き、1-0で90分間を終えた鹿島が2連勝とした。


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