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[アジア大会]先発復帰を狙うGK牲川「ポープは仲間でありライバル」

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 グループリーグでは第2戦までゴールマウスを守った。しかし、決勝トーナメント進出を決めた第3戦ネパール戦では、ベンチからチームメイトを見守ることしかできなかった。U-21日本代表GK牲川歩見は決勝トーナメントで再び先発を奪い返そうと、トレーニングに取り組んでいる。

 ネパール戦でベンチを温めたことに関して、「(第2戦の)イラク戦で3失点していましたし、(ネパール戦で)絶対に勝たないといけない状況の中で、チームに変化をもたらすために代えられたと思っています」と語ったように、イラク戦の3失点、そして初戦クウェート戦の失点を悔やんでいる。

 クウェート戦の後半25分、牲川はハイボールの処理を誤り、失点につながるミスを犯していた。「自分が出た2試合を振り返ってもイージーミスがあったし、細かいミスも多かったです。それに失点につながるミスもしてしまいました」と反省を口にした。

 だからこそ、名誉挽回の機会が与えられることを待ち望んでいる。「決勝トーナメントで出場する機会があれば、絶対にゼロに抑えたい。無失点に抑えればチームにも勢いが付くと思うので、残り2日で修正できる部分はしっかりして、アピールを続けます」と意気込みを示した。

 第3戦でゴールマウスを守ったGKポープ・ウィリアムの存在を「仲間の一人であると同時に、ライバルと受け止めないといけない」と話すと、「ポープも当然レギュラーを狙ってくると思いますが、一日一日を大事にして次こそは試合に出たい」と先発復帰を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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