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[アジア大会]日本の大砲!? FW野津田「どんどん打っていいですか」

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「日本にも大砲があることを示せた」。グループリーグ第3戦ネパール戦で豪快なミドルシュートを叩き込んだFW野津田岳人を、U-21日本代表の手倉森誠監督は『大砲』と評した。

 U-21代表では主に右ウイングでプレーする野津田は、サイドから中央に切り込み、強烈な左足のシュートでゴールを脅かす。所属する広島でも何本ものミドルシュートを突き刺しているように、そのシュートレンジは広い。どんな位置からでもゴールを狙い撃ちできることで『大砲』と命名されたが、本人はしっくりきていないようだ。

「僕も記事を読んで、テグさん(手倉森監督)が『大砲』と呼んでいるのを知って、ビックリしました(笑)。うれしい気持ちはありますが、まだ大砲と呼ばれるには程遠いと思います。もっともっと点を取らないと、大砲にはなれませんよ」と笑って答えたが、ネパール戦の得点は自信につながっていると話した。

「シュートが決まったら、乗って行けるタイプなので、そこは自信になりますし、もっともっと点を決めて行きたいと思いました」と語ると、指揮官から『大砲』と呼ばれたからには「どんどん打っちゃっていいのかなと思っています」と積極的にシュートを狙っていこうとしている。

 この日の練習では強烈な直接FKを沈めるなど、自慢の左足は絶好調をキープ。翌日に行われるパレスチナ戦に向けて、「PAの外でもフリーであれば狙っていきたい」とゴールへの意欲を見せつつも、「でも無理にシュートに行くだけでなく、相手を食い付かせて周りを使うとか、チャンスに絡むような働きができればいいですね」とチームを勝利に導くことが第一と語った。

(取材・文 折戸岳彦)

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