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[アジア大会]鬼門をブチ破る、MF原川「ここで勝てたら自信になる」

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 韓国戦は意識しない。ただ、越えたい壁がある。U-21日本代表MF原川力はそう話した。

 この年代のチームは12年に行われたAFC U-19選手権準々決勝イラク戦で1-2の敗北を喫し、ベスト4を目前に涙をのんだ。さらに、今年1月に行われたAFC U-22選手権の準々決勝イラク戦でも0-1の敗北を喫して大会から姿を消している。

 今年1月の試合で先発出場を果たしていた原川は、0-1と1点のリードを奪われていた後半42分にピッチを後にし、ベンチから敗戦を見つめていた。だからこそ、翌日に控える準々決勝の韓国戦に対しても「僕はあまり韓国というのを意識していません」と話した。

 しかし、揺るぎない決意がある。「今年1月に準々決勝で負けているし、五輪予選を想定したらここが一番重要になってくると思っています。ここで勝てたらチームとしても自信がつくと思うし、ここで一つ乗り越えて上に行けたら、個人としてもチームとしてもさらに上に行けると思う」と力強く語った。

 鬼門ともいえるベスト8の壁をブチ破り、さらなる成長を遂げられるか。

(取材・文 折戸岳彦)

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