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[プレミアリーグWEST]無念のダービー敗戦・・・C大阪U-18SB温井「勝てなくて悔しい」

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[9.27 高円宮杯プレミアリーグWEST第15節 C大阪U-18 1-3 G大阪ユース C大阪舞洲G]

「大阪ダービーというのはサポーターもみんないっぱい来てくれているし、重要な試合なんで勝ちたかったんですけど、勝てなくて悔しいです」。セレッソ大阪U-18の左SB温井駿斗(3年)はG大阪ユースとの「ダービー」敗戦を悔しがった。「前から行けずに後手になってしまった。行き切ることができなかった。監督も代わって自分らも戸惑うこともあって。切り替えないといけないけれど、そういう部分でも甘さを感じています」。今月8日に大熊裕司監督がトップチーム監督に昇格。もちろん、選手たちが戸惑いながらも目の前の一戦一戦に集中してきたことは間違いない。ただ、勝てば首位浮上となるこの日は勢いで下回ってしまった。それを選手たちは悔やんでいた。

 チームが前から行くことができなかった前半、注目の左SB温井も持ち味を発揮することができなかった。23分に攻撃参加から左足ミドルを打ち込むシーンもあったが、なかなか前に出ることができず。「普段はオーバーラップとかもっと行っているんですけど、中盤で持つことができなくて、オーバーラップする回数も少なくて。もうちょっと落ち着いて試合運べたら自分の良さも出るのかなと思います」。自分たちの持ち味を出すことができなかった前半から、後半は距離間も良くなり、立て直しに成功。ただ課題を感じる部分もあった。「(後半は)いい形もつくれるようになっていけたんですけど、失点したところもリスク管理ができていなくて、蹴らせないことと後ろの準備は大事だなと改めて思いました」。

 村田一弘コーチが「引き続きやれることを精一杯していくこと、イレギュラーを改善していくこと。高校生の今のベースをつくることに比重を置いてトレーニングしていきます」というトレーニングに日々全力で取り組んで課題を改善していく。この日はプレミアリーグWESTの首位攻防戦で敗れたが、まだ首位との勝ち点差は3。残り3試合を全勝することでG大阪にプレッシャーをかけて逆転優勝を目指す。温井は「ガンバに負けてしまったのは悔しいですけれど、自分らの成長のために残りの試合切り替えて勝って、少しでも自分のためになるように頑張っていきたいです」と誓った。 

(取材・文 吉田太郎)

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