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[CL]田中順也ベンチ外のスポルティングはGKパトリシオが大奮闘も、チェルシーに惜敗

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[9.30 欧州CLグループリーグ第2節 スポルティング・リスボン0-1チェルシー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は30日、各地でグループリーグ第2節1日目を行い、G組のスポルティング・リスボン(ポルトガル)はホームでチェルシー(イングランド)と対戦し、0-1で敗れている。スポルティングに所属する日本代表FW田中順也はベンチ外だった。

 開始直後、ハイプレッシャーを掛けたスポルティングだが、いきなり大ピンチを迎える。前半2分、最終ラインの裏をFWジエゴ・コスタに突かれてしまう。それでも、1対1で放たれたシュートを、GKルイ・パトリシオが左足でブロックし、ゴールを死守。同15分にもMFオスカルのスルーパスを受けたMFアンドレ・シュールレとの1対1をGKパトリシオが防ぎ、試合は0-0のまま推移する。

 スポルティングも20分、左サイドからのクロスにFWスリマニがヘッドで合わせたが、GKティボー・クルトワに抑えられる。その2分後には、再びチェルシーが決定機をつくる。MFエデン・アザールが右サイドを突破すると、中央に走り込んだジエゴ・コスタがDFを引き付ける。ぽっかりと空いたスペースにシュールレが走り込み、アザールからのパスを受けたが、ドイツ代表MFは絶好のチャンスでシュートを左に外してしまう。

 ボールを握り、試合を優勢に進めるチェルシーは、前半34分に左サイドでFKを得ると、アザールがゴール前に入れたボールを196センチのMFネマニャ・マティッチが、技ありのヘディングでゴールに決めて1点をリードした。このゴールでチェルシーが1点リードで前半を折り返した。

 後半の立ち上がり3分、スポルティングはMFナニが強いシュートを放ったが、ゴール右に外れる。その後もナニは左サイドで攻撃を組み立てるが、アタッキングサードでのプレーに精度を欠く。チェルシーは後半10分、DFフィリペ・ルイスのロングボールからオスカルが抜け出すが、この1対1もGKパトリシオに止められて、追加点を挙げられない。

 後半15分、またもチェルシーはジエゴ・コスタが後方のスペースを突こうとしたが、DFマウリシオが体を張ったファウルで止める。激しい接触でマウリシオは流血し、そのまま交代を強いられた。その後もチェルシーは、何度か好機をつくりながらも、2点目を挙げられない。残り5分を切り、スポルティングはナニや、途中出場のFWフレディ・モンテーロがゴールを狙うが、枠を捉えきれない。

 チェルシーは、アディショナルタイムにも途中出場のMFモハメド・サラーが決定機を得たが、GKパトリシオに阻まれる。それでも、前半に挙げた1点で試合を制し、チェルシーが敵地で勝ち点3をつかんだ。

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