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ケルンMF、実戦復帰が近づく長澤に期待

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「シンプルなプレーがうまい」

 ケルンMFダニエル・ハルファーは、チームメートであるMF長澤和輝の戦列復帰を待ち望んでいるようだ。ドイツ『キッカー』で、チームの得点力不足を解消するための対策として長澤のプレーに期待している様子をうかがわせている。

 長澤はプレシーズン序盤に左ひざ内側じん帯を負傷したため離脱を強いられていたが、9月末からチーム練習に復帰。まだ1部でのプレーを経験していない長澤だが、ケルンの公式ウェブサイトでは4日に行われる第7節フランクフルト戦を前に次のように語った。

「もちろん、次節に向けて準備していますが、誰が出場するのかは監督が決めることなので。ブンデスリーガの試合となると、レベルが高いので僕にとっても違います。でも自分の力を示したいですね。チームは1部で戦うクオリティーを持っていると信じています」

 一方、FW大迫勇也も所属するケルンは第4節までは無失点と好スタートを切ったが、その後ハノーファー戦とバイエルン・ミュンヘン戦で敗戦を喫している。また、リーグ戦6試合で2得点しか記録していない状況を懸念する声も挙がっている。

 トップ下を本職とするハルファーは、『キッカー』で得点力不足について「フォワードのみの責任にするのは簡単すぎる」と最前線の選手を擁護。攻撃的なプレーが全体的に機能していないことを指摘しつつ、次のように続けている。

「チームとして僕らは守備の仕事を多くこなしているんだ。特に攻撃陣の僕らもだよ。そうすると、前線への距離が開いてしまう。これに関しては、より良いバランスを見つけなければいけない。ファイナルサードでもっと決心を見せるべきだ」

 そのためには長澤が必要、とハルファーは話している。

「ボールを求め、それを返すことができる選手が1人、2人いるのは良いことだ。そうしたら、様々な状況をよりうまく解決できるようになるからね。カズキが持つキープ力、創造力、彼の特有なプレースタイルは、確実に僕らに良い影響をもたらしてくれる」

 長澤のプレースタイルについては、以下のように説明した。

「彼とプレーするのは簡単なんだ。シンプルなプレーをするが、彼はそれをうまくやる。彼とはワンツーもできれば、スペースが生まれる、攻撃の状況をつくれる前に、シンプルなパスを出してくれる」

「カズキはシンプルな手段で、ゲームをコントロールできるし、試合を読むことも、正しい位置を取ることも可能だ。そのような才能を持つプレーヤーはいるが、彼はその一人だよ」


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