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横浜FCを圧倒した松本がセットプレー2発で6戦ぶり勝利

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[10.4 J2第35節 横浜FC0-2松本 味フィ西]

 J2は4日、第35節を各地で行い、横浜FC松本山雅FCが対戦した。開始早々にCKから先制点を挙げた松本は、その後も横浜FCを圧倒する。前半31分にもMF岩上祐三が直接FKを決めると、2-0で勝利。9月未勝利だった松本が、横浜FCに快勝し、6試合ぶりに勝ち点3をあげた。

 直近の4戦未勝利(2分2敗)の横浜FCと5戦未勝利(3分2敗)の松本と、9月は苦しんだ両チームの激突。横浜FCは古巣対戦となるDF渡辺匠が2試合ぶりの先発。またMF野崎陽介も先発に名を連ねた。対する松本は前節の札幌戦(1-2)から2人を変更。DF大久保裕樹とMF岩沼俊介がスタメン入りした。

 開始早々の2分、左CKを得た松本はニアポストの前でFW山本大貴がヘッドで中央にボールを送る。これをDF犬飼智也が左足のボレーシュートで決めて、松本が先制した。その後も松本は前線から圧力を掛けて、横浜FCを圧倒する。前半10分にもFW船山貴之がループシュートでゴールを狙ったが、GK南雄太が触ったボールをゴールライン上でDFドウグラスにクリアーされる。同20分にも高い位置でボールを奪うと、MF岩沼俊介の折り返しをDF飯田真輝がヘッドで合わせたが、これもGK南の好セーブに阻まれた。
 
 ビルドアップもままならず、前線に入れたボールも収まらない横浜FCに対し、松本は27分にも速攻からMF岩間雄大のパスを受けた山本が狙ったが、シュートを右に外してしまう。なかなか好機を生かせなかった松本だが、前半31分にゴール前で直接FKを得ると、木山、船山がまたいだボールを岩上が直接シュート。壁の右を抜いたボールはゴールに決まり、松本がリードを2点に広げ、横浜FCにシュートを1本しか打たせずに前半を折り返した。

 前半をシュート2本に抑えられた横浜FCは、3-4-2-1の布陣を4-4-2に変更する。しかし、松本の勢いを止められない。後半2分には喜山の折り返しを岩上が合わせたが、クロスバーに嫌われる。さらに4分にも船山のシュートがクロスバーを直撃し、3失点目は免れる。

 後半に入ってチャンスのなかった横浜FCも15分、GK村山智彦にプレッシャーをかけたFWパク・ソンホがボールを奪って角度のない位置からゴールを狙うが、シュートを決められない。17分に山口素弘監督は動き、渡辺を下げて、FW黒津勝を投入。22分にはCKから波状攻撃を見せたが、MF寺田紳一、MF松下裕樹のシュートは、ともに松本の体を張った守備にブロックされる。同30分にもPA内で野崎が放ったシュートも、ゴールライン手前で戻って来た犬飼にクリアーされ、得点を挙げられない。

 途中出場のMFナ・ソンスが攻撃に変化をつけた横浜FCだったが、結局、最後までゴールを挙げることはできずに、0-2で敗れて5試合未勝利となった。

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